第十話 ロイエンタールはロリエンタール？
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いて最後の調整にあの銀の櫛を使っている。
さてあと一時間もすれば新学期だそろそろ支度をしよう。
■オーディン 帝国軍士官学校 フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト
もう４年長かった士官学校も今年で終わりだ、去年は始まって早々皇帝陛下とテレーゼ皇女様がご臨席して銀の櫛までいただいた、今でもテレーゼ皇女様の笑顔が目に浮かぶ、貰った櫛はこの髪型の仕上げに大事に使わせて貰っている、うむそろそろ支度をせんと遅刻してしまうな、「オイゲンそろそろ行くかー」
■オーディン 帝国軍士官学校 アウグスト・ザムエル・ワーレン
あれから１年か格闘授業で３位になり陛下のお言葉と皇女殿下からハンカチを賜ったのが昨日の事のようだ、ハンカチは大事にしまっておこうとしたが、どこから噂が漏れたのか『見せろ』『香りをかがせろ』などの輩が多数寮の部屋にまで押しかけて来るようになった、部屋の鍵を開けようとする馬鹿まで現れたので、仕方なく額に入れ両親に預けて実家へと避難させた。本当は持ち歩きたいのだ仕方がない。
■オーディン 帝国軍士官学校 オスカー・フォン・ロイエンタール
やっと４年だ去年は散々だった。
いきなり皇帝から金時計は貰うわ皇女からキスを貰うわ。
其れだけなら良いそれに尾ひれが付いて『ロイエンタールが皇女のキスを奪った』だの『５歳児に欲情するロリエンタール』『女の敵』『馬鹿野郎−』『テレーゼ様汚した悪い奴』だのさんざん言われまくり、
遊び相手の女達にも『ロリなんでしょ』『ツルペタが好きなのね』『皇女様相手では分が悪すぎます』『皇女様のお相手を奪うことは出来ません』とか言われまくって女があまり寄りつかなかったのだ。俺が何をしたと言うのだ、みんな勘違いではないか！
最近疎遠だったマールバッハの伯父もいきなり連絡してきてパーティーに招待され行ってみれば、
会う人それぞれに『テレーゼ皇女殿下より接吻を賜り有望な甥でございます』と紹介はするわ
『オスカーどうだ養子に成らんか』と言ってくるし、全くろくな事が有りはしない。
早く卒業して任務に付きたい物だ。
■オーディン 帝国軍士官学校 ウォルフガング・ミッターマイヤー
今年も新学期が来たいよいよ俺も３年か、去年は学校中がテレーゼ皇女様で盛り上がっていたな、３年生のロイエンタールという先輩がキスしたとかで、大波乱が起きていたが、自分はエヴァ一筋だから気にしなかった。
卒業したらエヴァにプロポーズしたいが、エヴァが受けてくれるか不安なんだよな。
■オーディン 帝国軍士官学校 リヒャルト・オイゲン
大変な事が起こった。今年もテレーゼ皇女様が来て下さるはずだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除