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機動戦士ガンダム・インフィニットG
最終話「人の光」
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その隣には白と青で彩られたもう一つのガンダム、これにはルースが。
「アムロ、援護する!」
僕のガンダムと同じカラーディングのフルアーマー使用の機体。そのガンダムにはユーグ先生が装着していた。
そして、四枚羽のMSからも聞き覚えのある女性の声が聞こえる。
「全く……世話の焼ける奴だ」
マリーダである。
「おっと! オレも忘れちゃこまるって!!」
イフリート、それは紛れもなくユウマである。
「先生、マリーダさん、ユウマも……皆、どうしてここに?」
僕は、キョトンと彼らを見た。
「我々も専用機で出撃しようとしたのだが、運悪くドクター・Tに足止めを食らってな? だが、ちょうどいいところにユウマ達と、あの人が助けてくれたんだ!」
マットがそういうと、最後尾に居るもう一体のMFへ陸戦ガンダムの顔を向けた。
「その機体、ひょっとして……!」
僕はその見覚えのある機体を見て驚く。無理もない、だって目の前にいるMFこそ日本を代表するガンダムファイター……
「加集土門だ、詳しい話はあとにして今はデビルガンダムを倒すぞ!」
キングオブハートの後継者、加集土門と彼の愛機「シャイニングガンダム」であった。
「す、すごい……本物だ!」
僕を目を丸くする。
「お前の戦いぶりは見事だ。だが、今はお前ひとりじゃ奴は倒せん。ここは連携をはって一気に倒すぞ?」
シャイニングガンダムとイフリートは僕のパーフェクトガンダムの隣で止まると、それぞれビームサーベルとヒートサーベルを抜く。
だが、そんな僕たちの彼方から再び新たな「赤い」機影が……
「待て、私も加わろう?」
それは、赤いザクUであった。
「お、お前は……!」
赤いザク、それは連邦のジェガンにも劣らぬ三倍の速さで滑空して標的を仕留めるジオンのエースパイロット「シャア・アズナブル」である。
「赤い彗星が何でこんなところに?」
マットは、神出鬼没の赤い機体に問う。
「話はあとだ。私もアムロ君たちと共に戦わせてもらいたい」
「大佐……」
マリーダは同じ同僚のシャアへ振り向く。
「久しぶりだな中尉、私も加勢しよう」
「ほう? 赤い彗星か……噂はかねがね聞いている。その3倍の速さとやら、十分に期待しているぞ」と、土門。
「任せてくれ」
「あ、ジョニーのパクリッ!」
ユウマのイフリートはそう指を向ける。
「私がオリジナルなのが……しかし、真紅の稲妻も大したものだよ?」
「まぁいい、行くぞ? 『ピンクの彗星』さんよ!」
「あ、赤い彗星だ!」
「だって、ジョニーがそう言ってた!」
「あっそ……で、アムロ君!」
「その声……もしかして!」
「静かに……これは秘密にな?」
「は、はい……」
しかし、駆けつけた仲間はこれで全部ではない。僕の元へ新たな通信が飛び込んでくる。

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