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和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第一部 佐為編(桐嶋和ENDルート)
第48話 エピローグ 桐嶋和ENDルート
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って4年目、二十歳で約束の天元位を取ることができた。
彼と和-Ai-が消えてしまっても挫けることなく頑張った私を褒めて欲しい。
私は和-Ai-の碁を検討する研究会を桐嶋研と名付けて主催した。
緒方先生だけは桐嶋和という名に心当たりがあったみたいだけど、他の人から名前の由来を聞かれたときは尊敬する人の名前だと答えた。
しばらくして緒方先生にいなくなった彼のことを尋ねられたときには「フラれちゃったんです私。彼は桐嶋和さんに会いに私の元から消えちゃいました」と正直に答えた。
緒方先生はsaiと共に消えてしまったAiのこととか私には何も尋ねずにいてくれてた。
和-Ai-のホームページは彼が残した手紙に従って1年後に消した。
天野さんから天元のタイトルを取った記念に本を出版しないかと誘われた。
そこでネット碁のAiの棋譜をまとめた『和-Ai-』という打碁集を出版することにした。
和-Ai-の対局者にも許可を取り、桐嶋会に所属するプロ棋士たちの解説がついた豪華本だ。
無敗のまま姿を消した謎のインターネット最強の棋士Aiは、消えてからもカルト的な人気を誇っており棋譜集は異例の大ヒットとなった。
プロ棋士たちは今も和-Ai-の残した棋譜から各々がインスピレーションを得ている。
来年こそ若干19歳で本因坊戦史上最年少の挑戦者となった進藤ヒカルに対抗して約束の本因坊を私も目指す。
「遠くない未来の、新しい囲碁の世界に近づくために」
消えてしまった和-Ai-の碁を私が残していく――。
happy end ?
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