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和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第一部 佐為編(桐嶋和ENDルート)
第41話 藤原佐為
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近ずっと様子がおかしいぞオマエ」
「もー、塔矢先生は引退するって決めちゃったし。
緒方先生にもsaiと打たせろってせがまれるしさ!
アタマを悩ませるのはいつもオレ。碁のことだけの佐為がうらやましーよ」
――すいません(しょぼーん)
「あー、もう! じょーだんだから暗い顔するなよ。それでどうするんだ?」 ――え?
「Aiとの対局日だよ。対局日! 最短は四日後の土曜日で、次が4月の最終日。
その次がゴールデンウイークのこどもの日の翌日で、最後がその次の土曜日……」
「って最後の日は若獅子戦のある日じゃん! さすがに無理だから、全て打っても3回な!」
――ヒカル?いいのですか3度も!?
「いいよ。いいよ。約束もしてたしオレもオマエとAiってやつの対局は興味あるから」
――ありがとうございます!ヒカルっ!
「その代わりというわけじゃないけど勝ってくれよな!!」
――ええ。全力を尽くすと約束します
「そういえば奈瀬に貰ったAiの棋譜を熱心に見てたけど、どう思った?」
――そうですね。お城碁を思い出しました
「お城碁?」
――ええ。虎次郎の時代に江戸の城にて、お殿様の前で打った御前試合のことです
「へー」
――ヒカルの時代と違って虎次郎の時代の碁は特に持ち時間というのは決まっていませんでした。
――お城碁では、途中での帰宅は許されず、幾日もかけて対局したため、棋士は親の死に目に会えないとさえ言われていました
――お城碁では持ち時間がありませんから終盤のヨセで時間に慌てて間違えることはまずありません
「なるほどな」
――虎次郎の時代、お城碁は終盤で間違えない。それを前提として互いに序盤中盤を厳しく争っていました
――Aiの序中盤の厳しい踏み込みは終盤のヨセに絶対の自信があるからだといえます
――なのでお互いに序中盤から激しく中央を争うような碁になるでしょう
(ただ実際に打ってみなければ相手の真の技量は分からないというもの)
(ああ、しかし碁が打てるというのに、どうして不安が募るのでしょうか……)
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