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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
ALO編ーフェアリィ・ダンスー
21.友の為に
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象水母に揺られながらリーファたちは常闇の国ヨツンヘイムのどこかへと向かっていく。辺りには天井を覆う氷柱が光を放ち、一面には雪面が広がっている。ここが超危険地帯だということを忘れてしまうほど綺麗だった。
「これからどうしようね」
リーファがボソッと呟く。
「とりあえずだな……」
シュウがニヤッと悪い笑みを浮かべるとリーファの方へと体を近づけてくる。
わずかに嫌な予感がした。そしてその考えは、その数秒後の的中した。
「俺が邪神と戦う前に言ったこと覚えてる?」
ほんの数十分前の記憶を蘇らせる。
邪神と戦う前にシュウが口にしていたこと。
『これで無事だったら……膝枕一回だからな!』
「あっ……」
こちらが思い出したのを気づいてインプはリーファのすぐ目の前まで近づくと今すぐにでもやってもらうぞといいたげな目をしながら笑顔を浮かべている。
確かにリーファは了承はしていないとはいえ、シュウが象水母の邪神を助けるために命懸けで戦ってくれた。それは感謝している。
しかし、膝枕など仮想世界でももちろん現実でもしたことなどない。それに今はキリトやユイだって見てる。
そんなこちらの気持ちなど御構い無しに膝枕……膝枕……、と体を揺らしながらまるで子供のように小声でシュウは呟き続けている。
「あー、もう、わかったわよ! すればいいんでしょ、すれば!」
半ば吹っ切れてリーファはシュウの方へと向くと膝を一度軽く叩く。
「それではお言葉に甘えて」
まるでお願いを聞いてもらえてはしゃぐ子供のような反応をしてから満面の笑みを浮かべてリーファの膝の上へとゆっくりと仰向けで倒れてくる。膝の上にわずかにチクチクとした感触が伝わってきてムズムズする。
やはり意識してすると恥ずかしさで顔が熱くなっていく。
「で、こいつはどこに向かってるんだ?」
そんな気持ちなどまるで理解していないシュウは平然とした顔をしながらリーファの膝の上で話を切り出した。もぞもぞと動きながらいいポジションを探しているのが余計に腹立たしい。
ハラスメント警告が出てきたら容赦無く《YES》と押してやろうかと思わせるほどだった。
「多分だけどあたしたちが目指してる西か東の端の階段とは真逆に向かってるみたいだね。……ほら見て」
指差した先には、薄闇の中でもくっきり浮かぶ、巨大なシルエット。ヨツンヘイムの天井から逆円錐形の構造物が垂れ下がっている。
「……なんだろ、あのツララを囲んでいるウネウネは……」
「あたしもスクリーンショットでしか見たことないんだけどね……。あれは、世界樹の根っこなの」
「「え……」」
「アルヴヘイムの地面を貫いた根っこが、ヨツンヘイムの天井から垂れ下がってるわけ。つまりこの邪
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