暁 〜小説投稿サイト〜
和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第一部 佐為編(桐嶋和ENDルート)
第35話 試験後
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彼はこれからオシャレな店もどんどん増えると言っていた。
本場の尾道ラーメンやじゅーしーな穴子丼、美味しい紅茶やケーキも食べた。
千光寺公園や美術館にも連れて行ってもらった。
尾道の景色を眺める彼の瞳が、今ではなく遠く未来の世界を見つめていたことに私は気づいてたけど……それでも彼との旅行を大切な思い出にしようと楽しんだ。
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H12年11-12月 side-Asumi
プロ試験が終わってから忙しい日々が続く。私の母親のところに進藤のお母さんが相談に来た。
来年に中学3年生になる進藤はプロになったから進学は考えてないらしい。
私もプロになったから学校を辞めて彼や和-Ai-との時間を増やしてタイトルを取ることに専念しようかと考えたけど……彼に相談したところ珍しく今までにないくらい強い意志で反対された。
桐嶋和さんも高校生でプロになったけど真面目に学校通って卒業したらしい。
大人になってから学生時代の友人関係や青春の思い出、囲碁の世界と関係ない交友といった繋がりの大切さに気づいても遅いからと言われた。
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