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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
解決日和
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がって見せた。


「だ、大丈夫!?雪歩!!」

「すみません・・・オレがいながら怖い思いさせてしまいました・・・・」

「え・・・うん・・・・だ、大丈夫だよ、真ちゃん・・・・」


「す、すっごいぞ、あの人・・・・」

「うふふ、まるで王子様みたいね〜」

「しかしあのような怪物を倒せるとは・・・・」

「どうしたのよ、貴音?」

「面妖な!!」

「貴音、失礼だゾ」


こうして、この場に残った彼女らは救出された。


残りは



------------------------------------------------------------



発射されるRPG
それは白い煙を引いて、青龍へと一気に伸びて行った。


着弾

爆発

ドッォンッッ!!!


「うわぁ!!」

「あぁ・・・・はるるんがぁー!!」

「俺のミキミキが死んじまった!?」


どよめく会場。
悲鳴を上げる観客達。


その光景に、二人の男がにやりと笑った。


一人は、首領の男だ。
確実に吹き飛ばしと、勝利を確信した笑い。


そしてもう一人は、獅子。
男の思考を推測したうえで、小さくつぶやく。

「それはやれてないフラグだぞ」

ご、ォぅッッ!!



「な!?」

突風のような音。それと共に竜巻く爆煙。
目の前の光景に、男は驚愕する。


「青龍よ。お主、静かそうな風体して・・・実はお主が一番、主似だよ」


晴れる煙。
消え去る炎。

青龍は当然、背後の春香たちも無事である。
それどころか、かすり傷一つ負っていない。


だが、それ以上に男が驚愕したのは


「りゅ、龍・・・・!?」

男は、青龍の頭上にまさしくその名の通りの龍が浮かんでいるのを見た気がした。
薄っすらとした青いそれは、青龍の頭上で、まるで守護神であるかのように浮かんでいる。


「あくまでも抵抗するのであれば・・・・」

「つ、次を寄越せ!!」

「私も相手をしましょう・・・・」

「よし・・・喰らえェ!!」

「しかし」


青龍の言葉を無視して、男が二発目を発射する。
だが、それはもはや彼の前で爆発することすら許されず


キン―――――ドドッ!!


青龍の手の中に瞬時にして現れた青龍刀によって、真っ二つに切り裂かれた。
彼等を通り過ぎ、フラフラと落ちたそれは重々しい音を立てて地面に落ちる。


「ぁ・・・・・?」

声にならない男。
事もあろうに、この青龍はRPGを切っただけでなく、その信管を切り取って足元に落しているのだから。


そし
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