第六章 Perfect Breaker
獅龍日和
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!!」
「唯子!?」
「翼刀!!テレビ局だよ!!テレビ局!!」
「だぁ!お前ホンットわかりやすいのな!?」
そんなこんなで、唯子も翼刀も駆り出されてしまったのだ。
「で?で?あと二つってどこですか!?」
「おぉ。超有名な局だな」
「そうですね・・・・」
「じゃあそこで!!お願いしゃっす!!」
「では・・・・・」
そうして割り振られたのは
青龍→TVS
獅子→マジテレビ
翼刀→テレビ九日
唯子→MHK
「国営放送じゃないか。やったな」
「う・・う・・・・うぅわぁ〜ん!!翼刀の裏切者ぉ〜!!」
「なんで俺がるブェ!?」
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「まあ・・・・結局唯子さんも・・・・楽しそうで何よりです・・・・」
そう言って、通信機で会話する青龍。
彼がいるのは、TVS本社前だ。
他の三人を各局の前に車で送り、自分の配置場所にやってきたのである。
幾つもの車が出入りし、中には中継車も多く出て行っている。
「今日は宜しく・・・・お願いします」
ぺこり、と頭を下げる青龍と、ここに配置された数人の捜査官。
服装こそ普通の一般人だが、彼等も様々な組織から配された人間だ。
「青龍さん、こちらこそよろしくお願いします」
「あの「EARTH」局長の使役獣ですか。これは心強い!」
蒔風のことを知る者も多いようで、青龍の登場に士気も上がる。
だが、これだけの人間が集まれば当然
「なあ・・・ホントにアイツで大丈夫なのかよ?」
「「EARTH」ってあのわけ解らん組織だろ?」
「あんな男一人出てきただけで安心しろっつっても・・・なぁ?」
そういった陰口もたたかれる。
普通なら聞こえなさそうな小声ではある物の、青龍の耳には当然聞こえてくる。
が
「こういった状況での活動は・・・・なにぶん初めてなもので・・・・今日は・・・・よろしくお願いします」
「・・・・おう」
その相手に握手を求め、頭を下げる青龍。
確かに、いきなりやってきた良く知らない男が持て囃されればいい気分にもならない。
さらに言うなら、テロ事件を扱う彼等は各組織の中でもエリートだ。プライドも高いのだろう。
それを言ったうえで、青龍はうんうんと頷いてビル内の配置につく。
彼が着いたのは、駐車場への出入り口だ。
この局は都市部の中に建つビルなので、地下駐車場となっている。
その出入り口にいて、怪しいことがあれば即座
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