第六章 Perfect Breaker
獅龍日和
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お主らにも手伝ってもらいたい」
「え」
「だってここまで話したんだもの〜、手伝ってくれるのだろう?」
「獅子さん・・・・その口調は似合ってないですよ?」
「む。やはり主のようにはできんか」
唯子に突っ込まれ、獅子はゴホンと咳払いをして場を整える。
「で、どうだ?」
「う〜ん・・・・できれば今日はのんびりしたいなぁ〜って」
「そうか・・・・無理強いもできんしな。しょうがない。ほかを当たるとしようか」
流石に嫌だということを無理やりしてもらうほど、獅子も切羽詰っているわけではない。
他のメンバーを探しに行こう、とその場をあとにする。
「そう言えば、どこを任されてんですか?」
ふと、翼刀が気になって獅子に聞く。
メディア関係対象で、手が足りないなんて言われるということはかなり末端になるのだろう。
しかし、獅子の答えは違う。
「私の配置はマジテレビだな」
「ブッ!?」
返答に思わず飲み物を噴き出す翼刀。
それはそうだろう。
末端の小さなところかと思ったら、出てきたのが臨海部に本社を置く、テレビ局の本社ビルなのだから。
「なんでそんな大きいところを!?」
「いや、配置担当がな「あの時の獅子さんですか!?なら安心ですね!!」とか言い出したのでな」
あの時、と言うのはおそらく数年前のことだろう。
ショウがまだ「奴」だったころ、時空管理局地上本部を防衛に当たったときだ。
その時はまだ一隊員だった人間が、獅子のことを覚えていたらしい。
結局のところ、「奴」の三魔獣に倒されてしまったのだが。
「流石にあんな化けものが来るはずないですし!とか言ってたな」
「そ、そんなつてが・・・・」
「ちなみに・・・・私はTVS・・・・です・・・・」
「青龍さん!?」
「と言うかてぃーヴぃーえす!?」
唯子、驚愕。
思わずひらがなになってしまうくらい。
「えっと・・・・つかぬことをお聞きしますが、なぜ?」
「そうですね・・・・獅子の主が舜である・・・・同じく使役獣の私・・・・ならあなたでも大丈夫・・・・でしょうか?」
「まじか・・・・」
「ちなみに後二つ、局を頼まれていてな」
「あと二つ!?」
「しょうがないから白虎あたりでも頼むとするか?青龍」
「そうですね・・・・いても書類仕事も・・・・できませんし・・・・」
「・・・・待って」
「む?」
「ゆ?唯子?」
(テレビ局。入れる。警備だからあんな所にも!?芸能人!!サイン貰いまくり!!もしかして私がアイドルに!?)
「やります!!手伝わせてください
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