第六章 Perfect Breaker
麒麟日和
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アウトとなったら待機所に戻り、そこで十分時間経過し、回復し次第飛び出しても良い。
それは相手も同じである。
「基本戦略として、主将は前に出ず、せいぜいが最終防衛線を越えないあたりで戦うのが普通だそうですね」
「蒔風にそれの意味はないと思う」
「それはいわないでくださーい」
時折入る茶々に麒麟が笑顔で返しながら、話は進む。
「さて、注意点です」
フロニャ力の及ばない地域。
そこでは怪我もするし、魔獣に襲われれば当然死亡する可能性もある。
また、不慮の事態で今までは大丈夫だった土地のフロニャ力が薄れてしまう場合もあるので、そう言った場合は素直にアナウンスに従うこと。
その時は「EARTH」も事態解決に協力、非戦闘員は周囲の人々の非難を手伝い、戦闘員は迅速に動くこと。
「おっけーですか?では、説明はここまでくらいにしておきますね」
「あれ?文化とか、何か気を付けることとかはないんですかー?」
はい、と手を上げて質問するクド。
実に彼女らしい質問だが、麒麟は笑って答える。
「向こうの文化を自分の肌で感じてください。それが交流の醍醐味ですよ」
「そうそう!それが楽しいんだよなぁ」
「俺も!やっぱどこ行ってもそれが楽しみなんだよな」
もともと旅人だったり冒険家だったりする二人のライダーがわかるわかると頷いた。
そこで、麒麟は質問はないですかー?とみんなに聞く。
たいだい、こういう時は誰も手を上げないで早く終わらせようとするものである。
だが
「はいはいは〜い!!」
「なんですか?」
元気よく手を挙げたのは、他でもなく涼宮ハルヒである。
跳ねるように立ち上がると、実に偉そうに聞いてきた。
「SOS団の支部を作ることはだいじょうぶなのッ!!?」
「やっぱりそう言う魂胆かよ・・・・」
「何言ってんのよキョン!!別の世界よ!!いったいどんな不思議が待ってるのか気にならないの!?ね、みくるちゃん!!」
「わ、私は怖くなければなんでも〜・・・・」
「みくるちゃんを見習いなさい!!古泉君だってほら!いつもの笑顔を崩してもいないわ!!」
(顔面硬直でもしてんじゃねーだろうな)
勝手に盛り上がるSOS団の一同。
とりあえず麒麟は質問に答える。
「その場合は向こうの人にもちゃんと話して、許可取って、OKサインが出たら全くかまいません」
「よっしゃ!楽しくなってきたわよ〜!!」
「ハルヒ、よだれ」
「向こうに迷惑かけないようにお願いしますよ」
「大丈夫よ!!そんなことはしないわ!!」
「もうすでに俺たちが迷惑だ」
ハルヒ
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