第六章 Perfect Breaker
魔法少女のその後
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「お前何やらせてんだよ!?」
「いや・・・俺は上条連れてきてくんない?って頼んだだけで・・・・」
心当たりのなさそうな蒔風。
きっとその時「どういう風に?」と聞かれたのに対し「お好きなように」と答えたのがいけなかったのだろう。
「はぁ・・・で、これはなんだ?」
「ソウルジェム」
上条が言う「これ」とは、透明な巨大な箱のことだ。
その中には色とりどりのソウルジェムが入っており、キラキラと光って輝いている。
その上には、翼刀がヴァルクヴェインを構えて淵に立っていた。
「舜さ〜ん・・・なるべく早めに・・・俺もう疲れましたぁ〜・・・」
「おーう、ご苦労!!で、上条」
「ん?」
「飛び込め」
「何故に!?」
蒔風曰く、これは少女たちから預かったソウルジェムらしい。
無論、ソウルジェムから離れすぎると体のコントロールを失ってしまうので、少女たちは「EARTH」のビルの中で休んでもらっている。
身体と魂は密接な関係にある。
魂の具現化と言うソウルジェムに触れれば、魂は元の姿に戻り、おのずと元の肉体のもとに還る、と言うのが蒔風の持論だ。
実際、一刀が上条の力を借りてマミたちのソウルジェムに触れたら元に戻ったので、それ自体はだいじょうぶであることがわかっている。
「だったら一刀にやらせればいいじゃん!?なんで俺一人!?」
「カズピー忙しいんだってさー。ビスコッティにはみんなで行きたいんだけど、仕事があったらダメだべ?」
「その為に・・・俺を生贄に・・・!?」
「いやぁ、触れた瞬間に煙みたいに消えていくからさ。上条はとりあえず、下に落ちるのを気を付けながら、右手出してぐるぐるしてればいいから」
「おざなり!!物凄くおざなり!!と言うかいつのまにかクレーン車に乗り込んでんの!?吊るす気か!?うわぁっ!?」
「ルパッチマジックレッツゴー!!(ガシャン、ウイーン)」
「タッチストライクーーー!?」
「シェイクハンド!!」
「揺らすなぁーー!!うわ」
ドボン
そうして上条は放り込まれ、蒔風の操るクレーンに弄ばれていった。
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「と、そうして魔法少女たちは解放されて・・・・」
「魔法も使えない・・・・・」
「はずなんだけどなぁ?」
三日後
「EARTH」の地下訓練場では、魔法少女の姿となっている五人の姿があった。
それを眺めるのは、呆れたやらなんやらの微妙な表情をした翼刀と蒔風だ。
「やっぱりあの場にいたか
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