教員研修のヴァルキリー
両手に花状態のデート×クリフォトの拉致理由
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ロスヴァイセの祖母が訪れた次の日に三人でデートしに行く事となった。ま、ホントは二人で行きたいとこであるが半分デート半分仕事みたいな感じ。白音もレイヴェルも行きたかったオーラ出てたけど、蒼い翼に立ち寄るのであればCB側として色々と学ぶ必要性を感じた。今は昼となり、ルフェイとゲオルグと共に今後の魔法について考えてた。
「確か本来ですと主人公が私と契約手続きをしてるんでしたっけ」
「まあな。レイヴェルが書類や専用魔法陣を用意して、儀式に使う形式上の血やロウソクを準備してたとか」
「それについては興味持ってたが、一真には契約などしなくても俺とルフェイが居れば充分だと思ってるよね」
「当たり前だ。いくら良い契約相手に恵まれたとしても、俺にはお前らだけで充分だし契約書には『私はこのヒトと契約します。契約後、あんな事が出来てこんな事は出来ません』と人間界で使われてる契約書が悪魔文字で書かれてるとか」
俺とルフェイにゲオルグと言った仲間達には、本来起こる出来事を各端末に鍵付きで見れるようにしてある。そして本来起こる頃になると解除出来た各自で見られる状態となり、ナイフで掌を軽く切って血を滲ませた血を使って自身の名を悪魔文字でサイン。正式な儀式は悪魔と契約者が動物の血で描いた契約用魔法陣内に入り、契約に必要な呪文を互いの口にして完了となる。
「ま、本来のだとグレモリー眷属『兵士』とルフェイが契約するんだ。二人の額にグレモリーの紋章が浮かんで役目が終えた魔法陣は消えていく」
「お仕事のパートナー、五年契約らしいですね。私次第で魔法の実験をするなら呼ぶ形になりますし、それより私はロスヴァイセさんのお祖母さんがまさか高名なゲンドゥル様とは思いませんでした」
「俺もそう思った。ゲンドゥル様と言えば、北欧に伝わる魔術ルーン式・精霊魔術ガンドル式・降霊魔術セイズ式の使い手として、俺ら魔法使いにとって有名な御方だものな」
「確かロスヴァイセは、ルーン式に『ヴァルキリー』が独自に生み出した術式系統を組み込んだ物を使うと聞く。そこに自身で考案した簡略術式を取り入れて使ってるそうだと」
魔法使いの契約も興味津々だが二人にとって契約よりも昨日会ったゲンドゥルに関して。二人がそう言うのなら超有名な御方の孫娘を婚約者にさせたのは、普通ならマズイ状況を作ってしまったと焦るが文句など無く逆に喜んでたからか。二人は懐から手帳を取り出して、とあるページを開くと魔法陣がいくつも描いてあった。二人共俺の魔法使いではあるが、契約しなくとも研究しても良いと言ってる。
「今更だが俺の無効化を研究したいと言い出した時は無理だろうと思った。その紋様は見た事あるな」
「仲間になってからも研究はしてるさ、でも流石に神の力と言われてる代物を研究対象にはしないさ
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