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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第639話】
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出した肩は美しささえ感じさせた。
「み、水着でヒルトくんと混浴……恥ずかしいです」
鷹月静寐、オーソドックスな白のトライアングル・ビキニに腰にパレオを巻いた出で立ちだった。
「私は平気。 ヒルトになら全てを見せてもいいぐらい」
セラ・アーカニアン、褐色肌に映える白のモノキニで正面からはワンピース、背後からはビキニの様に見える水着だった。
「エミリアだって見せられるよ! ヒルトくんにならエミリアの全部っ、あげちゃうんだからっ」
エミリア・スカーレット、赤いマイクロ・ビキニで圧倒的な肌面積を晒し出し、ヒルトの視線を釘付けにしようという魂胆だった。
だがそこは混浴風呂、多種多様様々な水着を着た十代女子が続々と入ってくる。
あっという間に埋め尽くされる温泉、ヒルトを中心とした水着美少女軍団が形成されてハーレムが出来上がったのは言うまでもなかった。
一方で旅館入口、現れたのは一夏だった。
集団行動の最中、一夏の言い分では映画撮影に巻き込まれた結果――だがそれを許せば皆に示しがつかないのは明白だった。
「遅かったな、織斑」
「……! 千冬、姉……」
「………………」
腕組みし、背後に鬼が見えて冷や汗をかく一夏。
時間は既に八時を回っている、入浴時間で既に夕食の後片付けは旅館の従業員が済ませていた。
「……織斑、修学旅行の最中に単独行動してクラス全体の輪を乱したのだ。 申し開きでもあるか?」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ千冬姉。 あの状況じゃ断れなかったし、それに千冬姉が断って――」
「馬鹿者。 確かに私はお前の保護者だが同時にIS学園教員、修学旅行時の引率者でもある。 お前だけを特別扱いするわけにはいかない」
千冬は確かに一夏の保護者で、居ない親代わりに小学校への入学手続きや市役所への届け出等を担ってきた。
無論千冬自身一夏が生活の足しの為に歳を誤魔化してバイトをしてたのも知っている、姉としてそれは勿論嬉しい。
だがここ最近の迷惑行為の数々には流石に見過ごす訳にはいかなかった、警察沙汰もあれば今みたいな単独行動、ISの無断使用を容認したともなれば教員としての示しもつかない。
「反省文の提出、及び実習室での学習。 それと本日の深夜十二時まで自室にて正座を崩さず過ごせ」
「っ……」
「無論夕食は無しだ。 自分の身勝手な行動が今の事態を産み出したのだ。 わかったな、織斑」
本来ならもっと厳しくてもおかしくない、だがせっかくの修学旅行の思い出を潰させるわけにもいかない。
今日もISの無断使用したのは撮影班のスタッフがSNSでの投稿等でもあげられていた
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