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賢者の石
第一章
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った。
「よし、それではだ」
「伯爵のところに行ってだね」
「賢者の石の話を聞く」
「そうするんだね」
「是非ね」 
 こう言うのだった。
「若し伯爵が賢者の石を本当に持っているのなら」
「伯爵にその石のことを聞くんだね」
「どうして造ることが出来るのか」
「そのことをだね」
「そう、是非ね」 
 まさにとだ、彼は答えた。
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