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血の付いた大扉
第三章
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うですね」
「はい、しかし」
「血の付いた扉はですね」
「最初見て驚きました」
 その扉をというのだ。
「本当に」
「そうですね、ですが」
「このことはですね」
「実際にあります」
「このアイルランドでは」
「妖精の国ですから」
 微笑んでだ、オーウェンはミカエラに話した。
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