第一章
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い、それで囃し立てる奴なんか気にするな」
「翔平はそう言うけれど」
「いいか、食え」
翔平は晃司に面と向かって忠告した。
「運動はすべきだが食いながらしろ」
「けれど食べると太るよ」
「多少太っていてもいいんだ」
「だから太っていたから」
「いいから食え、さもないと大変なことになるぞ」
「大変なことって今よりも?」
晃司は翔平に自分が今現在置かれている状況から言い返した。
「僕デブとか豚とか言われて本当に辛いから」
「だからか」
「うん、もう食べたくないよ」
精神的にだ、こう思っているというのだ。
「それで身体動かしていくから」
「そんなことをしたらな」
「痩せるから、それでもうデブとか言われない様になるから」
思い詰めた表情は変わらない、そしてだった。
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