第一章 ハジマリ
第30話 再戦VSザ・デッド――試合開始
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【ザ・デッド】メンバー&ポジション・
FW:グリード
FW:マッドネス
MF:スキア★
MF:チェーニ
MF:シャッテン
MF:フォンセ
DF:ヴァイス
DF:オスクロ
DF:エラトマ
DF:ズロー
GK:アグリィ
グリード マッドネス
スキア★
チェーニ フォンセ
シャッテン
ヴァイス オスクロ エラトマ ズロー
アグリィ
『松風選手率いるチーム雷門! 前回の試合とはチームメンバーを大幅に変更しての今回の試合! 対するザ・デッド。その存在も、実力も未だ謎の多すぎるチームですが! 一体どのような試合になるのでしょうか!!』
アルの快活とした声が灰色の世界に響きわたる。
不気味な世界で行われる、見た事の無い異形の者達との試合。
その場のメンバー全員が様々な思いと不安を抱える中、雷門対ザ・デッドの試合が始まる。
試合開始のホイッスルが高らかに鳴り響く。先攻は雷門だ。
倉間はボールにタッチすると、剣城に送り出しつつ前進を開始する。
剣城は後続の天馬にバックパスを送ると、一気に敵陣に向けて走り始めた。
「よし、みんな! 攻め――――――!」
ボールを受け、いざザ・デッド陣内に攻め上がろうとした時。天馬はある異変に気が付いた。
それはザ・デッドイレブンの挙動。
試合開始のホイッスルからまだ数秒だが、彼等は初めにポジションについた位置から一歩も動いていないのだ。
「なんだ……?」
ザ・デッド陣営に上がった雷門イレブンはパスワークを重ねていくものの、ザ・デッドの理解しがたい挙動に困惑しきってしまっている。
それはベンチにいるメンバー達も同じで、特にフェイは、先程自分達が戦った時とは違うスキア達の行動に、訝し気な表情を浮かばせていた。
『どうした事でしょう。ザ・デッド、全く動きません! 雷門イレブン、ブロックされる事も無く、一気にザ・デッドゴール前だァ!』
「『撃って来い』って事か……」
「ッ……ナメやがって……」
微動だにしないザ・デッドイレブンを見て呟いた神童の言葉に倉間は舌打ちをすると、両足にボールを挟み込み、バク転をしながら自身もろ共高く跳躍した。
「サイドワインダー!!」
空中に蹴り出されたボールは倉間の二度蹴りによって緑色のオーラを纏うと、まるで大蛇の様な変則的な動きを見せながらゴール目掛け突き進んでいく。
『倉間選手! ここで必殺シュートを繰り出したァ!! まるでゴールを飲みこまんばかりに口を開けた巨大な蛇が、ザ・デッドゴール目掛け、猛進していきます!』
大きなエネルギーを蓄えたボールが、地面をうねりザ・デッドのゴールを狙う。
その強
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