暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第2章 『ネコは三月を』
第37話 『ご存知なので』
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クには私たちでちょっとひと工夫してまして……」
「あぁ?」
ヴィータが報告の中断でスバルたちに注意しようとするも、スバルとティアナがおずおずと言葉を選んでレリックについて話し始めた。
「ケースはシルエットではなく本物でした。私のシルエットって衝撃に弱いんで、奪われた時点でバレちゃいますから」
「なので、ケース開封して、レリック本体に直接厳重封印をかけて――」
ティアナとキャロの説明にスバルが行動で示し、キャロの頭上の帽子をとる。
「その中身は」
「こんな感じで」
するとキャロの頭上にはちいさい花が咲いており、ティアナが魔法解除を行うと、その花は赤く光るレリックに変わった。
「敵との直接接触の一番少ないキャロに持っててもらおうって」
「……なるほど〜」
リインの感心とヴィータの乾いた笑いをする。
召喚士一味には逃げられたがレリックの確保は遂行されているのが分かり胸をなでおろした。
△▽△▽△▽△▽△▽
「バカ共が、お前らの目は節穴か」
『……??』
とある地下の機器の張り巡らされた研究所のような場所で、集団の中ではトーレと呼ばれる短髪の女性の怒りとも取れる言葉に皆が疑問を持つ。
「ここだ」
そこでは多くのあらゆる角度が映し出された画面が開かれ、エリオやキャロ、の映像が映し出されていた。
『……あ』
その映像は狙っていたものを奪う前のもので、何を
閾値
(
しきいち
)
にしているか分からないが、奪う対象が赤く、熱源のように表示されていた。
一つはケース、もう一つは、
「あの、帽子の中か!」
「してやられたわけだ」
キャロの帽子の中が赤く表示されていた。
「すみません、お嬢。愚妹の失態です」
「……別に、私の探してるのは11番のコアだけだから」
ケースには6番と書かれていた。どうやら少女の探している番号ではなく、興味がそがれたのか踵を返し彼女たちと別れた。
「コアもマテリアルも渡したとなると」
「ウーノ姉様に怒られるぅ」
次に、彼女たちの姉の怒りを心配し始めた。セインがため息を漏らし、クアットロが身体をくねらせる。
「……」
そして、ディエチはこの研究所に帰ってきてからいくつか話し合いに参加するも無言が多かった。
「ディエチ?」
「ウーノ姉さんは見てた? 私のISが割かれたの」
「ああ」
見ていた。と、頷く。ディエチは幾分かトーンが低いが理由は分かっていた。
「ドクターから貰ったデータになかったのもそうだけど、あいつは誰で、何であんな
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