第31話
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き攣らせた。
「あら〜、どうやらそこのスチャラカ皇子はよっぽどあたしと酒を共にしたいみたいね〜。何なら客室―――いえ、このパンダグリュエルの貴賓区画の客室全部の酒を持って来て再会の酒盛りをしてもいいわよ?しかも貴賓区画の客室にあるお酒は貴族連合軍が大金をつぎ込んで集めた酒だけあって、どれも高級ブランド物ばかりだから、味も期待できるわよ?」
「ガクガクブルブル……!ごめんなさい、今はシェラ君と酒盛りができる程の余裕はないし、今の状況で?み潰されたらマジで色々と不味いのでそれだけは絶対に勘弁してくれ………!」
「それ以前に今の私達は皇女殿下の護衛という大切な任務に就いているんですから、いつものような深酒は止めた方がいいですよ、先輩〜。」
「というか幾ら客室にあるからと言って、その客室の酒全部どころ客室全部の酒を飲むとか幾ら何でも厚かましすぎるぞ……」
笑顔を浮かべたシェラザードに見つめられた瞬間恐怖の表情で身体を震わせながらシェラザードの誘いを断った様子のオリヴァルト皇子を見たその場にいる全員が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アネラスとトヴァルは呆れた表情で指摘した。
「あ、あはは………え、えっと……話を戻すけど、Z組のみんなは”個人としては”特務部隊の指揮下に入るか、入らないかについてどう思っているの?」
シェラザード達の様子を苦笑しながら見ていたトワは気を取り直してアリサ達に問いかけた――――
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