第31話
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あるのか……?」
アルフィン皇女の話を聞いたマキアスが驚いている中ユーシスは真剣な表情で考え込みながら呟いた。
「勿論関係はあるよ。セシリア将軍はシルヴァン皇帝の側室の一人だからね。」
「ええっ!?セシリア将軍が現メンフィル皇帝の側室!?」
「なるほどね……現メンフィル皇帝の側室なら”名代”としての資格は十分にあるね。それにしてもセシリア将軍って、リィン特務准将達の”教官”でもあるからサラの上位互換版だね。」
オリヴァルト皇子の説明を聞いたエリオットが驚いている中フィーは納得した様子で呟いた後静かな表情で呟き、フィーの言葉を聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ちょっと、フィー!?そこで何であたしを比較対象にするのよ!?」
「だって、セシリア将軍はサラと同じ軍人の見習い―――新兵の”教官”でもあるから、サラと共通しているし。」
「しかも平教師のサラ教官と違って、セシリア将軍は現メンフィル皇帝の親衛隊を率いる将軍と言うメンフィル軍でもトップクラスの地位を任されているしな。」
「加えて独身のサラ様と違って、セシリア将軍は既婚者―――それも側室とはいえ、エレボニアを遥かに超える大国であるメンフィルの皇帝に嫁いでいるのですから、女性としても間違いなく”勝ち組”ですわね♪」
「ニシシ♪確かによく考えてみたら、セシリア将軍ってサラの上位互換版だね〜。」
「ミ、ミリアムちゃん。」
「本人の目の前でそんな事を言うなんて、後でどうなってもしらないぞ………」
サラの指摘に対して答えたフィーの答えに続くようにユーシスは呆れた表情で答え、シャロン同様からかいの表情で答えたミリアムの言葉を聞いたクレア大尉が冷や汗をかいている中マキアスは疲れた表情で指摘した。
「あ、あんた達……!後で覚えていなさいよ……!」
「ま、まあまあ……フィーちゃん達には悪気があって言った訳じゃないと思いますから落ち着いてくださいよ、サラ先輩。」
顔に青筋を立てて身体を震わせているサラの様子を見たアネラスは苦笑しながら諫めようとし
「ハア……どうやらその様子だと未だ男の影はないみたいね。少しは貴女のだらしない私生活や酒癖が酷い部分を見直したらどうかしら?」
「あたしより遥かに酒癖が酷いあんたにだけは酒癖に関して指摘される筋合いはないわよ!?」
「ハハ、サラ君の意見には同感だ。私がリベールで得た教訓の一つが『シェラ君には呑まれても彼女の酒には決して呑まれるな。』だからね。」
呆れた表情で溜息を吐いたシェラザードの指摘に対してサラは反論し、サラの反論にオリヴァルト皇子は苦笑しながら答え、オリヴァルト皇子の答えにシェラザードを除いた全員は冷や汗をかいて表情を引
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