第16話 皇太子妃に成りそうだ!
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なると思うのだ」
リヒテンラーデ侯が乗ってきたと思い、皇太子はラミディアの良い点を宣伝する。
「惑星開発であれほどの効果を上げる事や、商社の開発など目に冴える事ばかりをしているのだから」
「確かに才媛はマリーンドルフ伯のヒルデガルト嬢など多くの方がいらっしゃいますが、ラミディア嬢の様に実戦向きの方はいらっしゃいません」
「であろう、是非国務尚書に協力して貰いたいのだ」
リヒテンラーデ侯は、考える振りをして時間をおいてから。
「殿下、此処は暫しお待ちを、臣が陛下にそれとなくお伝えし許可を受けられるように致します」
その言葉を聞いて皇太子は明るい顔でリヒテンラーデ侯に礼を述べた。
「国務尚書、感謝する」
「お任せ下さい」
リヒテンラーデ侯は此は計画を変更して皇帝陛下の寵姫から皇太子妃殿下へと成るかも知れない、ラミディアにブラウンシュヴァイク公がどの様に話をするのかが気になっていた。
そして、此で銀河帝国の内乱の目が一つでも消えればと心から思うので有った。
帝国暦482年7月2日
■ブラウンシュヴァイク公爵邸
ブラウンシュヴァイク公爵の元にリヒテンラーデ侯が密かに訪ねて来た。
「此は此は、国務尚書殿、今回は何の用でしょうか?」
「ブラウンシュヴァイク公もお元気な事で、父上はご在宅かな」
オットーは失敗寸前の寵姫の話しだと察した。
「父は今参ります故、暫しお待ちを」
暫くすると前ブラウンシュヴァイク公爵エーリッヒが現れた。
「クラウス、どうかしたか?」
「どうもこうも無い、陛下が興味を示さん故、寵姫の計画は中止だな」
「しかし、それでは甚だ不味い」
ブラウンシュヴァイク親子とも困った顔をしている。
「いや、転機が来たのだ」
「転機?」
「うむ、転機だ。オットー殿、昨年の宴でラミディア嬢にフレーゲル男爵が絡んだ事があったそうだな」
「年末の宴でそう聞いているが」
「その時、何と皇太子殿下がその姿を見ていたそうだ」
その話にブラウンシュヴァイク親子は、それが原因で寵姫の話が潰れたのかという顔をする。
「嫌違うのだ、その姿を見た皇太子殿下が、ラミディア嬢を是非皇太子妃にと昨日、儂に相談してきてたのだ」
「なんと、それでは、陛下の興味を引かずに、殿下の興味を引いた訳か」
「そうなるな。陛下は只単に金髪が好きなようだから、エリザベート・フォン・ハルテンブルグを寵姫にしたのであろう」
「してどうするのだ?」
「儂の見る限り、殿下は本気だな。儂に養父になってくれと頼んできたぐらいだ」
「なるほど、そうなると全面的にブラウンシュヴァイク公爵家でバックアップしラミディアを皇太子妃にする事にいたそう」
「そうだな、それが良いかも知れん」
「オット
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