第03話 御前会議 ターン01,02
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る宇垣さくらの掛け合いを楽しんでいたが……。
「うんうん、噂通りのカワイイらしい方ですね」
帝ちゃんの任命式における一言で笑みが引き攣る。
振り返ってみれば東郷長官、宇垣長官が笑いを噛み殺し肩を震わせている。
帝ちゃんに悪気がないのは分かる。分かるけど……(#^ω^)ピキピキ
気にしてるんだよ!死ぬ前にカワイイ男の子が犯したろうか。暗い欲望がフツフツと湧き上がる。
気持ちを落ち着かせ宇垣長官による満州会戦の報告を聞く。
前倉海軍長官他、2名の現役大将の他に勇敢な提督を数多く失う。大原提督も負傷し前線から身を退いた。
失った艦船が、戦艦7、巡洋艦10、駆逐艦25、他各種補助艦艇が8。
中帝国と内通し軍を裏切った樋口、末山の両提督はそのまま中帝国軍入りしたと思われる。
とりあえず原作ゲームよりは損害を抑えることができたはずだ。
第一艦隊の新鋭戦艦だった三笠は中破したが修理すれば使えるようになる。
帝ちゃんから新たに再編する海軍は、
和をなによりも大切なものとし、いさかいを起こさぬことを根本とするようにと
お言葉と和の文字が書かれた和紙を賜る。
会議の中で軍令部総長として今後の役割が話し合われた。
・御前会議での話し合いを元に軍全体のグランドデザイン(戦略構想)を示す。
・外務および内務の両長官に対して軍務顧問として適確な助言を行う。
・海軍と陸軍の橋渡しを行い双方の意思疎通を図る。
・兼務の第三艦隊は総司令官である海軍長官の指揮下に従う。
といったことが決められた。(思った以上に権限でかいな!)
御前会議を無事に終え、御所では帝ちゃんから直々に声をかけて頂いた。
後日に東郷海軍長官と海軍司令部で相談し正規艦隊の編成を決めた。
第一艦隊 東郷毅 大将(海軍長官)− 総旗艦「長門」
第二艦隊 山本無限中将(退役中将→復帰)
第三艦隊 伏見空 中将(軍令部総長)− 旗艦「三笠」
第四艦隊 南雲圭子中将
第五艦隊 小澤祀梨少将(軍令部の情報参謀を兼務) 索敵艦隊
第六艦隊 田中雷蔵少将 特雷型駆逐艦隊
満州会戦で歴戦の提督を多く失ったことにより若返りを図ったとはいえ、
山本中将を除き皆が20代だ。旦那さんがいる南雲中将が28歳。
田中少将は20歳、小澤少将は首席とはいえ士官学校を卒業したばかり……大抜擢すぎるだろ。
しかし小澤少将の情報戦における天才的な才能は軍令部の誰もが認めることだ。
女性比率が高いのは、まあ実力も伴ってのことだし問題はない。
東郷長官は奥さんと死に別れて真希ちゃんという一人娘もいる。何歳なんだろう。
山本中将お付きの美人看護婦の古賀ひとみさんは22歳!一つ下なのに年上っぽい包容力を感じる。
どちらにしろ軍令部総長として
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