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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第248話 祝勝会と思い出話
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も、約束を反故にしてしまった事は間違いないから、改めてランは頭を下げた。
「いや、構わないんだ。……でも どうしてもと言うなら」
リュウキは思う所があった。約束の話をした時から 言おうと決めていた事があったんだ。
「皆とは繋がりをこれからも持ちたい。そう言う気持ちが今一番あるんだ。……ボス攻略が終わっただけで終わりじゃなく、これからも。……訊いてみたい事や一緒にやってみたい事だってあるから。今回の報酬は、それじゃ駄目か?」
それを訊いて、アスナとレイナの2人も身を乗り出す様に紡いだ。
「あっ、それ私も思ってた!」
「私も私も!」
そのまま、勢いのまま 続ける。
「皆ともっともっと話しがしたい。訊いてみたい事はまだまだ沢山あるの」
「うんっ。私も同じ。今日で終わり〜って言うのはとても寂しいからさ」
数秒考えた後に、アスナが切り出した。リュウキ同様に考えていた事があるんだ。
『繋がりを持ちたい』
リュウキはそう言っていた。今はただのPTメンバーだ。だけどもっともっと深いつながりを持ちたい。
そう――つまり。
「それに私は――― スリーピングナイツのメンバーに加わりたい、って思ってるの」
今日まで――。
妖精の姿に転生したあの日から、今日まで アスナやレイナは勿論、リュウキもギルドに入った事はない。勿論3人の知名度は凄まじいものがあるから、各領主が放っておかなかった事は沢山あったし、勧誘の類は数えきれない程あった。それに、キリトやリズたちと小さなギルドを、と言う話も無かったわけじゃない。丁度、ギルドの象徴たるエンブレムも、リズベット武具店のモノやエギルの店にもあって 必要なものは揃っていたし、その気になれば 直ぐにでも出来た筈だった。
でも、なんとなくこのままの流れになっていた。
その理由は判りきっている。少なからず、アスナには怖れがあったんだ。
あの世界。……命をとして戦ってきたあの世界において個々の力は除くが、最強と呼ばれた集団、ギルドはあった。血盟騎士団と言うなのアインクラッド最強のギルド そこでアスナとレイナはサブリーダーを1年以上にわたって務めてきた。
団員に鉄の規律と鋼の意思を求め続けアスナ自身も規範として、自らをも束縛し 人前には笑みは殆ど見せなかった。それは レイナと一緒の時も少ないと自覚していた。
そんな固さを和らげようと妹のレイナが葛藤し、頑張ってくれた事もよく知っていた。
だからこそ――ギルドと言うものに入ったら、あの時の様になってしまうのではないか、と怖れているのだ。大切な妹に迷惑をかけ、最愛な人を縛る様な真似をしてしまうのではないか、と思ってしまうのだ。
そのアスナの気持ちは、レイ
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