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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第248話 祝勝会と思い出話
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「ユウにお願いするよ。パーティーとか打ち上げとかでのリーダーはユウだからね」
「うーん……」
「ほらほら、ユウキ。ノリやジュンが待ちきれない、って顔してるよ?」
アスナが笑顔でそう言う。
リュウキが慌てふためく様な姿を見るのが楽しい、と思っちゃうのは同じだけど 今はずっとお預けを受けてしまってる皆を優先させた。中でもジュンは涎を垂らしかねない様子だし、ノリは目の前にある最高のお酒……。もう飲んじゃいそうな勢いだったから。
「もーしょうがないなぁっ! んじゃあ 次はリュウキだからねっ?? よろしく約束したよー!」
「……はぁ 考えとくよ」
リュウキは軽くため息を吐いた。苦手は苦手なのだが、それでも楽しい。まだまだ短い付き合いだけど もうずっと一緒に、共に戦ってきた仲間の様に感じられるから。だから、不思議とクラインとかキリトに押し付けられる時の様な、ちょっとした不快も感じなかったんだ。……ユウキには クラインとかと同じ。ちょっと同族っぽく感じたけど。
気を取り直して、ユウキはグラスを手にし、前に出した。
「よーし! みんなっ それでは、ボス攻略成功を祝して……… かんぱーい!!」
『かんぱーーいっ!』
乾杯! の唱和と、かちんかちん、とグラスがぶつかり合う音が続いて全員が一気に飲み干した。苦手と公言していたリュウキだが、この世界は全年齢性だ。アルコールを摂取している様な感じはするものの、
あの時
(
・・・
)
の様な事は起こらないから 一先ず安心し、そんなリュウキを見て レイナはただただ笑うのだった。
その後は秩序無きどんちゃん騒ぎへと移行した。
勿論最初はあのボス戦の事だ。
色々と濃厚過ぎて何処から話せば良いのか判らないくらい膨大だけど どこから話しても会話は弾む。
「やー、ユウキがリュウキに助けられた時のランの顔ったらなぁー! 羨ましそうにしちゃってー あっはっはっは!」
「ちょっ、の、ノリ!?」
「うぅー……」
「おおっとー、そうだったよな? リュウキはレイナのだったっけー??」
「ぁ、ぁぅ……」
酒が入ったノリはテンションは最高潮。
恋する乙女の素顔をはっきりとあの場で、ちゃっかりと見ちゃってたノリは カンラカンラと笑いながら言っていて、ランを慌てさせていた。いつも しっかり者でユウキの事だけじゃなく、ギルド全員を支えてくれていたお姉さん役の1人であるランのそんな可愛らしい素顔を見て微笑ましく、笑えない者など殆どいないだろう。
例外に1人いる。勿論レイナは手放しでは笑えない。また、増えてしまった……と思えてしまうから。でも、憧れとか尊敬とか、 そんな視線だったと(強引に)思っていたから、やっぱりこうもはっきりノリに言われてしまえば複雑だ。
「え
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