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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第248話 祝勝会と思い出話
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「うっひゃー! すーごい豪華な料理だよー!」
「……ほんと、ですね。ここまでの料理はこの世界に来て一度も見た事が……」
「おおっ!? これってすっごいレアって話の酒じゃん!? えっと 確かヨツンヘイムってトコの最奥でドロップするって話の!」
――今日 ここで、この森の家《アスナとキリトの家》で 打ち上げをする。
それを決めたのはついさっきの事だった。だから、誰にも伝えていない。この場にいるスリーピングナイツの皆と自分達だけだった。
なのに、ダイニングにある大きなテーブルには 現実では簡単にはお目にかかる事が出来ない様な豪華な料理がずらりと並んでいたんだ。
――いったい誰が用意してくれたの……?
と、一瞬だけ疑問に思ったのだが それは直ぐに解消される。
テーブルの料理の手前にちょこん、と備え付けられていた二枚の手紙を見て。
そっとその手紙に触れると、手紙は生きているかの様に動いて アスナとレイナの手元に収まった。
『攻略おめでとう』
『私達だって料理くらい出来るんだからね!?』
そして、可愛く描かれた似顔絵と二本の剣のイラストだった。だれが、と言う疑問は愚問だった。判りきった事なんだから。こんな心温まるもてなしをしてくれるのはアスナにとって最愛の人。リュウキにとってかけがえの無い親友。レイナにとって心底信頼し、親愛している義兄のキリトだと言う事。そして、大切な仲間たち。リーファやリズ、シリカが腕を振るってくれたんだと言う事。
そして、きっと彼女達だけじゃないだろう。沢山の人達に支えられているんだ。これまでも、これからもきっと。
「「(皆、ありがとう……大好きだよ)」」
アスナとレイナの2人は 目に浮かぶ仲間達に向かってただただ感謝の念を贈っていた。
「粋な計らい……と言うヤツだな。うん。皆には本当に感謝だ。それに、この酒は……。………たまにはクラインの頼み事も訊かないと、か。罰が当たると言ったトコだ」
リュウキも2人同様にただただ感謝を口にしていた。
そして、クラインの名を出したのは 用意されている料理の中にある酒を見てだった。
酒を飲む事はないがアイテムに関しては非常に詳しいのは言うまでもない。ノリが目を輝かせてみている酒瓶がかなりのレアである事はよく知っている。ヨツンヘイムの最奥、と言う情報は間違ってなく、そこで戦う邪神の周囲に現れる取り巻きたちを倒してドロップする。そして そのドロップ確率が一桁と言うそれなりに根気がいるアイテムだから。食料、飲料系のアイテムの中に限りだが、入手難易度が最上位に位置する最高級品を譲ってくれたのは間違いなくクラインだと言う事がよく判った。
「あはは。そうだね、リュウキくんっ
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