思い出したくない過去
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た。
「ジェラール…貴様のせいか………!!」
私はジェラールを探し出すために独房を出た。
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sideチェンジ
俺達は小舟に乗っていた時にジュビアが見つけた塔に近づくと水の中にある道を見つけ塔内に侵入していた。
もちろん、水の中なのでジュビアに酸素入りの水玉を作ってもらい被っていた。
「何だ貴様らはー!」
「やっぱり見つかるよな…」
「ここまで来たらやるしかねぇーだろ!」
塔内には兵士があちこちに配備され、見つからないように進んでいたが塔内が狭いため呆気なく見つかる。
「何だ貴様らはだって?」
ナツが上にかかる橋の柱を折り、大きな声で。
「妖精の尻尾だーーー!ハッピーとエルザを返せー!」
それが合図となり、俺達は戦闘に意識を切り替える。
「開け!巨蟹宮の扉、キャンサー!」
「今日はどんなヘアースタイルにしますか、エビ!」
「お、俺の髪がー!」
「水流斬破!」
「アイスメイク 大槌兵!」
「ぐはぁぁぁ!」
次々と現れる兵士だが、ルーシィと精霊、グレイとジュビアの息ぴったりの連携で跡形もなく片付いていく。
すると、目の前に2本の分かれ道が出てきた。
「ナツとルーシィ、グレイ、ジュビアは右側の道に行ってくれ。俺はこっち側に行く。」
「何言ってんだ、アルマ!」
「お前、1人で行く気か!?」
グレイとナツが俺の発言に反論してきた。
それもそうだ、1人でこの訳もわからない塔を進んでいくと言っているのだから。
俺は全員を見てから言った。
「分かってる、どれだけ危険な事をしようとしてるかぐらい。」
「なら!」
ルーシィも反論してくる、だが俺がここで引き下がる訳には行かない。
「だからこそ、今の俺達が半分になる訳には行かないんだ。即戦力であるエルザを失っている俺達に今バラバラになると危険性は増す、それに。」
俺は間を置いてから話した。
「お前達を信用しているから俺は1人で戦えるんだ、大丈夫。俺も妖精の尻尾の1人、そう簡単に負けないさ。」
ルーシィやナツは納得していないという表情を浮かべていた。
だが、ジュビアが俺の前に来て一言。
「分かりました、でも無理はしないでください。"S級魔導士のアルマ"さんではなく、"1人のアルマ"さんとして戻ってきてください。」
その一言が響いた。
──やっぱりフェアリーテイルは最高のギルドですよ、マスター。
俺はしっかりと頷いてから俺は左側の道に一歩近づく。
「必ずエルザとハッピーを救ってギルドに戻るぞ、アルマ
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