第十七話「悪魔の子」
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ら事情を聴くことをためらった。
その時、旅館の外の海上から巨大な爆発音が響いた。一行は、何事かと窓からその状況を目にする。そこには、戦闘が行われていた。
蕾状の紫色のMAを相手に、政府が派遣した自衛隊のISが戦闘を行っている。それも中には代表者らしき目立つ専用機らしき姿も見受けられる。
しかし、戦況は絶望的だった。紫色のMAは、ただ突進を行うだけで、次々に自衛隊のISは撃ち落とされていく。そして、専用機も次々に無残な姿になって海へ落ちていった……
そして、生徒たちはそんなMAから学園の第三アリーナで感じたDG細胞とまったく同じ気配を感じ取ったのである。
「あのMA……DG細胞と同じ気配を感じる!」
カミーユが睨んだ。すると、周囲の生徒たちお同じような気配を感じ取った。
「本当だ……間違いない!」ジュドー
「ケッ! まったくシツケ―やろうだぜ」該
「また復活したのか!?」隼人
「DG細胞……」一夏
「しかし、なぜDG細胞が?」マリーダ
だが、新たに加わった生徒たちも同じように感じ出した。
「なんだろう……すごく嫌な感じ!」エル
「感じる、真っ黒な何かが……」ルー
「怖い……」リィナ
そして、後に外から避難勧告が流れ出した。
「「……」」
周囲は、勧告が流れ出す中で全員が同じ意見に同意であった。現れたら、また倒してやると闘志を燃やした。
「先生たちは、どうしたんだろ?」
もし、デビルガンダムが現れたのだとしたら、教員たちも戦闘にでているであろう。
「けど、あの戦場には先生たちの気配が感じない。どこかで、なにかトラブってるように見えるんだ」
と、カミーユ。
「だったら、やることと言ったら一つだろ?」
ジュドーの一言に全員が賛同する。
「何だか知らないけど……助太刀ぐらいはするわ?」エル
「そうね? ここいらで、女のMS乗りが勇敢だってことを、ISの女共に教え込んでおく必要もあるしね♪」ルー
「わ、私も……がんばります!」リィナ。
「しかし……DG細胞のだ。危険すぎる!」
「マリーダさん、でも……」
「ダメだ! これだけは私とて譲れん!!」
しかし、マリーダだけは反対だった。前回の件もあり、やはり断固として反対であったのだ。だが……
「マリーダさん! 本当に、すみません!!」
カミーユの叫びとともに、マリーダの後ろ首に鈍い打撃が襲った。
「あうぅ……!」
痛みとともにマリーダの意識はもうろうとして、彼女は気絶してしまった。これも、ニュータイプの中で一番その力が強いアミーユだからこそできたことかもしれない。
「後が怖そうだ……」
該は、このあと切れたマリーダの顔が目に浮かんだ。
「とにかく、マリーダさんをほかの場所へ移しとくか?」
該と隼人は、マリーダを隣の部屋へ運んで行った。
MS側の生
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