第十七話「悪魔の子」
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ずに登場した束である。
「ど、ドクター・T!?」
マットが、突然の来訪者に目を丸くさせる。ここで騒ぎを起こせば何をしでかすか分かったものではない。苦虫を?み潰したように、MSの教員らは指をくわえて黙っていた。彼女と対等に張り合えると言ったらガンダムファイターのシャッフル同盟しかいないだろう。
「ちーちゃーん!」
「またお前か……!」
「聞いて! 聞いて!? 私に超いい方法が……」
「出てけ……」
と、鬱陶しがる千冬。
「ここは! 断然、紅椿の出番だよ!?」
「なに……?」
束の言葉に、千冬の視線が彼女へ移る。
彼女の話によると、紅椿は全身を展開装甲……つまりは、装着しているアーマーそのものを防御、攻撃、スラスターといった万能武器として使用することができるらしい。とにかく、ずば抜けた凄い力を有しているとのこと。
その後、束によって話は勝手に進められてMSの教員らは不服この上なかった。
内容によれば、ほぼISメインの戦闘。MS勢は後方支援とは言えないスタントで待機することになる。
もちろんこのことはMS学園へ報告した。学園長のレビルは即政府へかけより、後にMS参戦の許可を取ると、マット達に「専用機ガンダム」使用の許可を下した。
こうなれば、後々から千冬が言ってきたとしても連邦政府からの命令となれば彼女とて逆らえないはずだ。
マット達は、こっそりと宿を離れてMS学園から来た数代のトレーラーと合流した。
彼らはトレーラーの内部で密かにそれぞれのMSを装着した。
「ふぅ……久しぶりに乗るな?」
マットは久しぶりの愛機、陸戦型ガンダムを纏った。ガンダムの量産機でもあるこの機体だが、マット機だけは後方のバックパックを改良して二基のファンを取り付けたフライトユニットタイプになっている。
「久しぶりだな? ガンダム!」
ルースは、白と青で彩られたガンダム4号機を纏う。局地戦闘タイプの機体だ。一番の目玉は背にしまわれた巨大な対艦用殲滅兵器メガ・ビーム・ランチャーは強力だ。
「血が騒ぐぜ!!」
フォルドの機体、白と赤で彩られたガンダム5号機。4号機の支援機として開発されたガンダムとはいえ、背のドラム型のマガジンとつながった巨大なジャイアント・ガトリングは多くの目標を無双できる威力だ。
「また、こいつを力を借りるとはな?」
ユーグの機体、ガンダム7号機はアムロのガンダムに似せたカラーディングが施されていた。さらに、その上からフルアーマーパックを装備していく。
重装フルアーマーガンダム7号機、攻撃力を極限にまで高め、その火力はMA並みの力である。大型スラスターと大容量プロペラタンクを装備することで機動力共に航続距離に優れており、ビーム防衛のIフィールドが搭載されていないことを除けば。アムロのパーフェクトガンダムと互角のスペックになる
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