セフィリアを縛るもの
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と、優しいと言って褒めてくれた嬉しさを同時に与えられ、感情が混乱してしまう。
「しかし賭けは? あなたが勝ったら2度と勧誘しないという約束です。私は約束は守ります」
「セフィリアさんは負けを認めるんですか?」
「クライストも無くなってしまいましたし…認めざるを得ません」
「それじゃ、俺も降参します」
「…え?」
光太郎はわざとらしく倒れこんだ。
「実はあなたの一撃でもうボロボロだったんですよー。なので両者降参で引き分けですね。いやー、参りました」
どこからどう見てもダメージは無いように見える。光太郎は役者にはなれないなと苦笑し、スヴェンはタバコを吹かした。
「それじゃ、勝者なしで先程の賭けは不成立。証人である俺が見届けたぜ」
スヴェンの判定で勝者無しとなった勝負が終わった。
セフィリアの心の中では未だクロノスへの忠誠心が根付いているが、トレインの生き方を変えたものに触れるのも、良いかもしれないと思い始めていた。
RXの地震攻撃によってルーベックシティーの街に怪我人は無かったものの、微細な被害が出たのは別の話である。
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