暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Aマリアージュ事件〜Encounter〜
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者の距離。でも恋人とは思えない雰囲気だった。
「挨拶に行った方がよろしいでしょうか?」
「あ、それはやめておいた方が。恋人にしろ仕事仲間にしろ、お邪魔するのは邪推だと思う」
もし本当に恋人同士でデート中だとすれば、それを妨害されることがどれだけ恨めしい事か。というわけで何も見なかったとして、シスターのデート?のお邪魔はしないことに。
「「ごちそうさまでした」」
昼食を終え、食事中に立てた予定通りに狙っていた商品を購入するべく、これまで回って来ていた店頭巡りを開始。夏の連休中に海に遊びに行こうと計画しているため、新しい水着やサンダル、小物などを購入しに行く。
キープしていた水着などはまだ残っていて安心した。アンジェはその綺麗なスタイルを隠すようなワンピースタイプで、フリルスカートが可愛い。ちなみに私のは、フレアトップのバンドゥビキニ。胸のサイズが残念な私には、フリルがどうしても欲しいのです・・・(泣)
「お目当ての水着も無事に買えたし。次は・・・――」
お店を出たところで、ドォーン!と爆発音と衝撃、遅れて上がる「きゃあああ!」という悲鳴が、ここ店頭が立ち並ぶストリート街に轟いた。私とアンジェは黒煙を上がるのを視認して、爆発現場である背の高いビルへと駆ける。
「アンジェ!」
「ええ! まずはこのエリア一帯を担当する現地の陸士隊と合流しましょう!」
「ヤヴォール。教会騎士がザンクト・オルフェン以外で勝手するのは、さすがにまずいでから」
管理局と騎士団は、お互いのテリトリー内にて無断で捜査・追跡・戦闘する行為は禁止である、と協定を結んでいる。とは言え、現地の陸士隊や事件・事故の捜査官と協力体制を敷くことを承認し合えば、お互いのテリトリーでの行動も可能になる。退避する人々に合い間を逆流するように走る中、「魔力反応・・・!」があることが判り、さらに「爆発音、連続!」となれば・・・
「「戦闘中・・・!」」
ということになる。両脚に魔力を付加して、目的のビルへと到着したと同時に黒煙が上がる階層目掛けて跳ぶ。そして割れた大窓よりビル内に突入する。オフィスビルだったようで、屋内はデスクがやたらと多いけれど爆発の影響か、今は部屋の片隅に全て追いやられている。
「あの娘は・・・確か」
部屋の中で交戦中なのは2人の少女。1人はバイザーを付けた娘で、もう1人はプライソン戦役で顔を合わせたことのある娘。以前見た時はツインテールで幼っぽさがあったけど、今はストレートにしているからかなり大人っぽくなっている。彼女の名前は確か「ティアナ・ランスター二等陸士・・・?」だったはず。あぁ、違う。今は執務官だと、イリスやルシル様から聞いていたのを思い出す。
「ランスター執務官!」
「え?・・・あっ、
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