海に靡かれた先には
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「いや、だってさエルザが俺の事をそんなに心配しているとは思わなくて。」
そう言われたエルザは何故か顔を赤くして、「う、うるさい!」と言ってからナツ達の元へいってしまった。
「あー、照れちゃったね。」
「あれ照れてたの!?」
という会話が行われたのをエルザは知らない。
あの後、俺達はカジノに来ていた。
「フルハウス。」
「ま、参りました……」
俺はずっとポーカーの所で楽しんでいた。
ここでは一応マナーなのか、黒スーツに着替えている。
──意外と楽しいな、これ。
そう思っていると殺意が篭った魔力を感じた。
──招かれざる客って所かな、ナツ達は大丈夫だと思うけど…
そう考えていると何処からか1発、発砲された。
その後、後ろから何やら魔法をかけられそうになったが何とか避けて避難しようとした。
その時誰かに囁かれた。
『どうして貴方が……』
「え?」
俺は声の主を探す前に急いで避難する。
少しすると暗闇が晴れたので、俺は皆を探しに行った。
すると近くにはルーシィが縄によって縛られている。
「あ、アルマ!」
俺はルーシィの話が終わる前に縄を取る。
「ありがとう。」
「どう致し待て、他のみんなは?」
そう聞くと、ルーシィの表情が曇った。
「実はエルザが……」
エルザが何者かに連れ去られた。
その話を聞いていると、ジュビアとグレイ。
そして扉からはナツが来て、全員集まることができた。
ナツは何故か口から煙が出ていたが、突っ込まない事にした。
「ナツ。」
「なんだ?」
「エルザが攫われた、ナツの鼻で匂いを辿っ……」
「って、もう居ないし!?」
俺の話を最後まで聞かずに消えたナツにルーシィが突っ込む。
──最後まで話を聞けって!
「とりあえず、ここからエルザを連れ去るには海を渡った可能性が高いと思う。だから「エルザの匂いが海方からするぞ!」………。」
ナツが走って戻ってきたのは良しとしよう。
「アルマ、どんまい。」
グレイが俺の肩に手をポンと置きながら言った。
──なんか、前にもこんな事があったような……
そう思った俺は頭を振って、ナツについて行った。
「う……うぅ………」
「おい、ナツお前の鼻が頼りなんだよ、しっかりしろ!」
小舟に揺られてダウン状態のナツ。
「そう言えば、アルマは大丈夫なの?」
「あぁ、俺は特に無いな。」
偶然浜辺にあった小舟に乗って、エルザを探す俺達。
「あの。」
「どうしたジュビア?」
そう言っ
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