第五章
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のことに気付いた僕達はお互いにこう話した。
「いいか悪いかっていうとな」
「どっちとも言えないね」
「ああ、けれどな」
それでもだとだ。ここで彼は言った。
「もう稲尾や杉浦の時代じゃないな」
「それは確かだね」
「時代は変わった。そういうことだな」
「うん、そうだね」
二人で話してだ。そうしてだった。
僕達は資料を閉じた。そこからわかったことは思わないことだった。今の野球と三十年代の野球は違う、そして戦前の野球とも。野球のあり方も選手達も何もかもが違う。そうなっていることがわかった。
時代が作るもの 完
2012・7・31
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