楽園の塔
仲間と友達の大切さ
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!!やめてくれ!君が星霊と同化し始めてる!!このままじゃ君まで消えてしまう!!」
「嫌よ!私が無理やりでも、精霊界の扉を開いてみせる!」
その一連のやり取りを聞いて何となくわかった俺は急いで、ルーシィの肩に触れる。
「アルマ!?」
「俺の魔力をルーシィに渡す、じゃないとルーシィが危ないだろ?」
「辞めくれ…僕の罪を……!」
「ロキ、大丈夫だ。」
「え…?」
俺は二人に微笑んでから、昔誰かに教えてもらった言葉を呟いた。
「ルーシィ行くよ、強制閉門。」
その言葉を言った瞬間にルーシィに沢山の魔力を送り続ける。
──……っ、結構持っていかれるな…。
「「精霊王!?」」
歪んだ空間から現れたのは精霊王。
「僕は許されたいわけじゃない…!消えたいんだ…!」
「そんなの、駄目に決まってるでしょー!」
そう言って持ちうる全ての力で同時に複数の精霊を呼び出す。
精霊は友達というルーシィ。
その訴えに精霊王は……。
「古き友にそこまで言われてしまえば……法が間違っているやもしれの」
そう言ってロキ……レオの罪は無罪になった。
それでも納得しないレオに、精霊王が下したのはルーシィを支えること。
レオはそう言って微笑みながら鍵になる直前に。
「これからも宜しく、ルーシィ。今度は僕が君の力になるよ。」
「よろしくね、レオ。」
しっかりと頷くとレオはこちらを向いて。
「アルマ。」
「ん?」
拳を向けてはっきりと言った。
「君がギルドにいて良かった。」
「それは"僕"もだ。」
お互いの拳をぶつけてから、レオは鍵へと変わった。
「そう言えば、アルマ。」
「ん?」
「いつから"俺"から"僕"になったの?」
「え?変わってないと思うぞ?」
「あれ?」
という一連があった。
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