第7話 改訂版(2019/04/30)
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で走って行った。
「………あいつは本当に我輩の言ったことを理解しているのだろうか?」
「当然、……とは言い難い」
「あ奴は天然である故」
おい!お前らまでそう言うと我輩も不安になるであろう!!我輩がそんなことを考えていると、対して間も空けずに門へと向かわせた部下が槍を持っている手を左右に振って来た。
どうやら、子鬼族村の統率者が出てきた様である。よし!第一印象が大事である故、華麗に登場しようではないか!!
我輩は走行蜥蜴に騎乗したまま駆け出し、子鬼族村の者共の前で華麗に走行蜥蜴を止め、マントをはためかせながら地面へと降り立った。
「我が名はガビル!お前らに我輩の配下となる栄誉を与えてやろう!!」
地面に降り立つと共にカッコいいポーズをとりながらそう告げ、改めて子鬼族村の者達に視線を向けると、そこには人間と思しき者が2人、鬼人族と思しき者が6人、大鬼族と思しき者が2人いた。
……………あれ?子鬼族が1匹もいない?もしかして、ここは子鬼族村ではないのか?
【視点:リムル】
何だ、この蜥蜴野郎。配下となる栄誉?偉そうなこと言って、一体何様のつもりだ。
俺がそんなことを考えていると、真横から異様な空気が漂ってきたので、恐る恐る真横に視線を向けると、そこには冷笑を浮かべた朱菜がいた。
「リムル様、私にこの無礼者を成敗する許可を下さい」
やっぱりキレてるーーーー!朱菜さん、超キレてるよ!!あっ!?眼が輪廻転生写輪眼に変化してる!!?それにこの場にいた俺以外の全員が朱菜から距離を取ってる!!
紅麗と穂乃花、紅丸!お前らは朱菜と血の繋がった家族だろう!!何で朱菜から一番距離取ってんだよ!?紫呉と紫苑も俺の身辺警護役なのに離れてんじゃねぇよ!!
白老も気配消すな!リグルドとリグルも冢宰と右近衛大将って立場なのに、俺を見捨てようとするな!!お前ら、どんだけ本気ギレ朱菜さんが怖いんだよ!!?
…………すみません。俺も怖いです。俺もお前らと同じ立場なら自分の身を優先して朱菜から距離を取ります。けど、一生――いや、百分の一生のお願いだから俺を見捨てないで!
ちなみに俺が百分の一生って言い直したのは、神仙に至った俺には寿命というものが存在しないからだ。
というか、どうにか朱菜を宥めないとマジでこの蜥蜴人族達がヤバい。現に朱菜の眼が輪廻眼と転生眼に変化してから、ガビルって奴以外の震えが止まらなくなっている。ぶっちゃけ、イタチに睨まれた蛇だ。
(写輪眼のイタチに睨まれた大蛇丸で
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