第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change11:開始直前〜twilight〜
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かはわからない。だが『革命の悪魔』おそらくシン君の正体を確かめるキーワードになるのはまず間違いないだろう」
「まあ、そうだな。だがそれしか情報がないんじゃ今はどうにもできないさ。だから今はゲームにお互い集中しようや」
「そうだな」
―○●●●●○―
「す〜う…。はぁ〜」
俺―――神無月進は今グレモリー本邸の裏庭にある森の近くにあるベンチに座り煙草を吸っていた。
イッセーたちは明日行なわれるゲームの最終確認、テュールと羽衣は自室でゆっくり休んでいる。
正直、リアス部長から最終確認に俺も参加してほしいと言われたが俺は断った。
今回のレーティングゲームはリアス部長たちの実力が試されるゲーム。
部外者の俺が最後に口出ししては意味がないからな。
まあ、結果に関しては99%きまっているものだがな。
『それにしても、こうも事態が早く進んでいるわね』
俺が黄昏ているとスカーレットハートが実体化して話しかけてきた。
以前まではあまりなれなかったが今はもう慣れた。
「ああ、しかもあいつ…今はヴィダールだったか、奴がこの世界にいることはおそらくあの二人も来ているだろう」
『確か以前見せてもらったあの二人?貴方の話を聞く限りだと結構あの二人は手強いわね』
「ああ、しかもあの愚か者までいる可能性まで出てきている。正直ここまで事態が進みすぎるとこっちの対応が間に合わない」
『まあ、そこは同感ね。だけど敵さんは私たちが望むとおりに動かないわ。だから今後の展開を見て相手の真意と動きを予測するしかないわよ?』
「ああ、わかっている。だから早く完成させなければならないな。『真なるスレイヴ』を」
『ええ、今のところデータ収集率は60%ってところね、あとは残り二つの試験兵装の運用とデータ、そして基礎的な戦闘データね』
まあ、折り返し地点は過ぎたってことか…。
とりあえずあと数日過ぎればようやく試験兵装を運用できる。
頑張っていくしかないか。
それはそれとして…。
「今更なんだが、お前がこうして俺の目の前にいる…。だが、イッセーたちには見えていなかった。一体なぜなんだ?」
そう、あの時スカーレットハートが俺の体から実体化したときイッセーたちとテュールや羽衣はスカーレットハートの実体が見えていなかった。
『言ったでしょう?私には一切わからないわ。正直実体化した理由もわからないのよ?』
「そうだったな……」
正直俺も自分自身の体のことはすべて把握していない。
しかも俺は自分が生まれたときの記憶がない。
自分が元生身の人間だってことは分かっているがその後の記憶が思い出せ
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