暁 〜小説投稿サイト〜
Blue Sea 『空と海の境界線』
Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission15「謎の少女と月夜と艦娘の原理」
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は動かない。照月が思わなければ、何も動かないのと同じだ。これが、私が把握できているすべてだ」

見事な説明ではある。だが、照月が言おうとする。
「だけどさ、私たちの艤装の技術についてそのレイレナード?ってところが関わっているのだったら、難しくてもストライカーの開発はできるかもしれないよ?それでも気になるのは、



レイレナードに、バルクホルンさんみたいな所からこの世界に来ているウィッチがいるっていう可能性は否定できないよね?」

照月の発言にセレンは頭を悩ます。

「……その可能性を見落としていた。だとすれば……バルクホルンがそっちの世界では世界2位の撃墜スコア、1位はエーリカ・ハルトマン……ハルトマンには双子がいる……双子のもう一方は、技術者……!」
セレンが何かひらめく。それにびっくりするバルクホルンだが、そこに質問が飛ぶ。
「バルクホルン、エーリカ・ハルトマンの双子のもう一方について、この世界に来る前に何か聞いたことはるか?」

バルクホルンは困惑する。いや、無理はないだろう。あれだけストレートに言われるものだからすぐ答えられるわけがない。

「ああ……そういえば、少し前から行方不明だとは聞いてた」
「間違いないな……レイレナードに直接聞くしかないだろう。だが、本当の本題に戻して作戦の方は?」
セレンはスイッチを入れ替えすぐに問う。照月はそれを、淡々と伝える。

「作戦自体は一応成功です。ですが、例のウィッチが宮藤さんと坂本さんに救助されています。あと1つは――――――







装甲空母『大鳳』が大破、護衛にあたっていた者は例のウィッチ以外全滅。曳航については艦艇の派遣を要する、という感じです」
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