Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission15「謎の少女と月夜と艦娘の原理」
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
◇
「ちっ……」
サーニャ達が戦闘しているエリアから数km離れたところでは、もう1つ、実は戦闘が発生していた。
だが、それもサーニャ達の戦闘が発生する前で、それもかなりの時間がたっている。
そこには、大破して何とか流氷に止められている大型空母と、1人のウィッチだけが存在していた。
バラバラになった何かのパーツの残骸や一部流血が見られるところから、護衛がいたというのは見られるがそれはすべて、水底に沈められているようだ。
だが、そんな中には異型の残骸などが浮かぶ当たり、深海棲艦との激しい攻防も見られる。
そこにまた、初めて見た人にとっては吐いてしまいそうな深海棲艦の仲間が、胴体を切断されて放り込まれる。
銃声が飛び交う……だが少しであって、すぐに再び深海棲艦はその残骸の山に放り込まれる。
それは攻防戦……というより、一方的な惨殺とも捉えられる。
惨殺を行っているのは艦娘ではない、空を飛ぶ―――この世界では作り出す事が困難だった少女。
―――――――――鈴初瀬 星奈。この世界に艦娘としてではなく、ウィッチとして前線で戦う、ノースポイント空軍の「人々に公開されない希望」として、今日も深海棲艦を撃ちぬいていた。
「……もう少しで会えると思うよ、私たちの『新天地』に……他のみんなも守りたかったけど――――――
大鳳、貴方だけは絶対に守り抜く」
そう呟くと深海棲艦がわいてこなくなったことを確認し、彼女もまた、一つの矢へと向かって行った。
◇
場所は変わってミサイル撃墜部隊。
突然のサーニャたちの通信途絶に、ミーナたちは嫌な予感を巡らせる。
「爆発音がよく聞こえたのはいい、だがそこから謎の発言を持ってして通信途絶……最後に聞こえてきた、その名前の少女が関わってるのか?」
美緒は最悪の展開を予感している。言葉に出してはいないが、空母棲姫に落とされた、という可能性もあるからだ。
「でも、それだと少なくともサーニャもびっくりしたりするんじゃないかしら。そこら辺の証拠がない限り、難し『待て!』美緒!いきなり」
……美緒が指さした先から見えてきたもの、それは第3波のミサイルであった。それに加え、動きが異常なくらいおかしい。
「これを落とす……」
宮藤は銃を構えて追撃せんと動くが、美緒がそれを止めた。
そう、その視線の先にはウィッチとミサイルが機動戦闘を繰り広げていたからだ。
それも、彼女たちは見たこともない人。機材も何も。
「……アレは間違いなくウィッチだ。しかも、強力な……」
美緒は芳佳に話す。そして、眼帯を外し魔眼を発動させる。
「……対象ターゲットのコアは消滅しているが…それ以
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ