第13話 宴へ行こう
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第13話 宴へ行こう
帝国暦481年7月7日
■オーディン ブラウンシュヴァイク邸
何故か最近ブラウンシュヴァイク公爵が何かにつけて援護をしてくれるんですよね。リッテンハイム侯爵の子分ヘルクスハイマー伯爵が家に突っかかってきて以来ですからね、ライバル心から援護してくれるんですかね?
アンネローゼが後宮に上がらなかったので、歴史が完全に滅茶苦茶になりましたけど、原作道理だとそろそろ皇太子が死ぬはずですから、このまま行けばブラウンシュヴァイクVSリッテンハイムですからね、未だ生まれていない我が儘小僧の目は全く無いはずですね、下手にしゃしゃり出たら人知れず急死すること請け合いでしょうね。
リッテンハイム侯爵はグリューネワルト伯爵夫人と組んでますから、陛下があの年ですから子供は無理でしょうから後宮での協力を得るために仕込んでいるんでしょうね。サビーネ女帝陛下ですか、まあ出来るならエリザベート女帝陛下の方が家にしては宜しい状態になりつつありますけどね。
しかし、態々ブラウンシュヴァイク公から宴への招待状が来ましたけどね。普通は姉上が行くモノなんでしょうけど、何故か私に来いと言う招待状なんですよね。ブラウンシュヴァイク公は奥さんが皇女だから愛人に成れとかはないでしょうけど、他の貴族は有るかもしれないし、フレーゲルは嫌み言われそうで嫌だな。
けど、両親の懇願には敵わないからね。【お世話になっているから挨拶だけでも行ってきてくれ】だもんねー、まあクロプシュトック侯爵が来てたら逃げりゃ良いわけだし、それにブラウンシュヴァイク家の料理ならどれだけ良い物を使っているか判らないからね、どうせ料理も余るからタッパーは常備ですよ。
母様の用意してくれた、精一杯綺麗なドレスを着て、ブラウンシュヴァイク家から地上車が迎えに来てくれましたよ、こりゃ本格的にブラウンシュヴァイク家に売られるのではと邪推しますよ。
地上車からは何と、シュトライト氏が降りてきましたビックリですよ。
「始めまして、小官はシュトライト大佐と申します。ブラウンシュヴァイク公爵家に仕えております。本日、ラミディア様をお迎えに上がりました」
おーシュトライト大佐ですよ、紳士ですね、此がフェルナーなら悪戯されそうですが、シュトライト大佐なら安心です。此方もご挨拶してから地上車に乗り込みます。
「始めまして、ラミディア・フォン・ファーレンハイトと申します、この度は御丁重なご招待ありがとうございます。宜しくお願い致します」
うわー凄く立派な内装ですね、前世でも乗ったことの無いようなリムジンですよ、TVや冷蔵庫がありますよ、開けたいけど開けて良いのでしょうかね?シュトライト大佐に聞くわけにも行かないから、残念ですが我慢することにしましょう。
そんな葛藤を
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