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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十六話 シグナム攻略法
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ね、コンビネーションも正直すぎるし。もうちょっとズルくないと、シグナムさんに届かないよ」

あまりにも真っ直ぐな攻撃を繰り返すアスカに、ボヤくシャーリー。

「でも、それが良い所でもあるんだよね」

「え?な、なのはさん!?」

いつの間にか、シャーリーの後ろになのはが立っていた。

収集しているデータをのぞき込んでいる。

「えぇ〜と、ティ、ティアナを見てなくていいんですか?」

シャーリーは突然のなのはの登場に焦る。

「今はヴィータちゃんがスバルと一緒に見てくれているから。それよりも♪」

ニコォっと笑いながらシャーリーは見つめるなのは。

ゾクゥッ!

その笑みに、背筋が凍るシャーリー。

「何か内緒でやってるみたいだね?」

(ばれてる!っていうか、なんで知ってんの??)

ヘビに睨まれたカエルのように、シャーリーはダラダラと脂汗をかく。

「なーんてね、冗談だよ。昨日、アスカ君が言ってきたんだ。今日の模擬戦で少し無茶をするって」

「え?アスカが?」

「うん。シャーリーに協力してもらっているけど、全部自分の責任ですって。だから許可をくださいって言ってきたんだ」

それを聞いたシャーリーは、ヘナヘナと全身の力が抜けるのを感じた。

だが、すぐに憤慨する。

「もう、アスカは!ちゃんと私が責任とるって言ったのに、何で勝手しちゃうかな!」

ふくれっ面のシャーリーを、なのはが宥める。

「分かってるんでしょう?」

ニコニコと笑うなのは。シャーリーは少し落ち込む。

「……迷惑なんて感じてないのに。私って、そんなに頼りないんですかね?」

シャーリーにしてみれば、もっと頼られたいと思っているのだ。

仲間として。

「違うよ。アスカ君はシャーリーにすごく感謝していたよ。だからこそ、筋を通したいって言ってた。
シャーリーがちゃんと安全に配慮してたし、内容も納得のいく物だったから、ちょっと無茶だけど許可したんだよ」

なのははそう言って、シャーリーの肩に手を置く。

「なのはさん…」

「さあ、見せてもらうよ。シャーリーとアスカ君の工夫を」





なのはとシャーリーが見守る中、模擬戦はシグナムが有利に進んでいた。

「クソッ!なんつープレッシャーだよ!」

レヴァンティンから繰り出される斬撃を辛うじて防ぐアスカ。

(魔力回路の加速も、もう臨界点だ!これ以上の魔力増幅はできない!)

アスカは超加速による魔力増幅の限界を悟る。カードリッジを使う隙も無い。

だからと言って、引き下がる気は、アスカには無かった。

「どうした、アスカ!悪巧みとやらをやらんのか!」

一喝し、シグナムはカードリッ
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