第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change10:黒猫…そして彼だけが知る男〜A lie and a shadow〜
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「やはり当てられてしまいましたか。これは最近見つけ出した最後のエクスカリバーにして、七本中最強のエクスカリバー。『支配の聖剣』ですよ」
この男かなり悪魔特攻の武器のオンパレードじゃねえか!!
本当にこいつと戦いになったらやべぇ!?
「そんなに話して平気なの?」
黒歌の言葉に男性は頷く。
「ええ、実は私もそちらのお仲間さんに大変興味がありましてね。そちらのお方…いや、『旧王殺しの機兵』殿。聖魔剣の使い手さんと聖剣デュランダルの使い手さんによろしく言っておいてくださいますか?いつかお互い一剣士として相まみえたい―――と」
なんかこいつもヴァーリとおんなじみたいだな。
あの二人がこんなこと聞いたらおそらく快く受領するだろうけど。
だけどあの男いまシンの事変な名前で言わなかったか?
「ちょっとまて、その『旧王殺しの機兵』ってのは俺の事なのか?」
「知らないのですか?貴方はその名でかなり有名ですよ?」
なんか俺たちの知らないところでシンにを中心になんか変なことが起きているな…。
「さて、逃げ帰りましょうか」
男性が手に持つ聖剣で空を斬ると空間の裂け目が更に広がり、人が数人潜れるほどの大きさになる。
そしてその男は先にその裂け目に潜り黒歌もその男に続く。
「おいそこの黒猫」
しかしシンが呼び止めた。
「なによ?」
「そろそろ嘘をつくのをやめてあげな。その嘘が自分の家族に迷惑をかけていることぐらい自分でわかっているんだろう?」
黒歌は先ほどの表情から一変し驚いた表情をしたがすぐに黒歌は軽く笑みを浮かべた。
「…なんのことかわからないにゃん」
そして黒猫は裂け目に潜りその裂け目も消えていった。
それから悪魔の人たちが来て保護された。
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