暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
たから、みんなで
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話



こんなたった一回きりの一場面じゃなくて







まだまだ、みんなで一緒にいたかった。






「なんで、忘れてたんだろう・・・・」



マミさんは、頼れる先輩だった。
いつだって私たちを心配してくれたし、護ってくれた。
今まで街を護ってきてくれた、本当に憧れることのできる人だった。

あなたのおかげで、私は安心できたんです。



美樹さやかは、引っ込み思案だった私に元気をくれた。
一人ぼっちにならないように、いつもその場を楽しくしてくれる。

あなたのおかげで、私は楽しい時間を過ごすことができたよ。


佐倉杏子は、ぶっきらぼうだけど何度も助けてくれた。
最初はケンカもしたけれど、やっぱり今みたいに、口悪く私を心配してくれる。
仲間じゃないと言いながら助けてくれる彼女は、なんだか仲間という物を教えてくれたような気がした。

あなたのおかげで、私は信頼できる仲間を知ることができたんだ。


鹿目まどかは、私に自信をくれた。
いつでも笑顔で、どんなときにも前向きで、思わず下を向いてしまう私の手を取って走りだしてくれる。
私の、最初の親友。

あなたのおかげで、前を向いて行くことができるんだよ。



嗚呼



私は、こんな大好きな人たちと




「私は・・・・みんなずっと一緒にいたいよ・・・・・・」



マミさん

「ええ」


美樹さん

「うん」


佐倉さん

「ああ」


まどか

「うんっ」



座り込んで泣き出すほむらを、四人は優しく抱きしめる。







「そうよ。奇跡なんて、そんなもの」

皆で願うから、それは切り開かれる。
だったら、あなたがそれを忘れちゃダメじゃない。



カケラを外から眺めながら、梨花が優しく微笑んだ。



すると、そのカケラから一斉に光が伸びていく。


それは未解決のカケラから、既に開かれたカケラまで


全てのカケラに伸びていく。


それがより一層美しい光を紡ぎだし、それは満天の星空のよう。



行き詰ったカケラが、解放されていく。


『マミさん、私も一緒に戦いたい。あなたを失いたくないんです』

だから、一緒に戦いましょう。
どんな相手でも、負けません!!

「そうね。私も、暁美さんと仲良くしたいわ」





『美樹さん、あなたはみんなの幸せを願った。誰かのために、何かをしたかった。それなら、あなたがあなたの幸せを願ってもいいじゃないですか』

あなたは最初から最後まで、正義の人だった。
そんなあなたが、誰かを傷
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ