第五章 Over World
たから、みんなで
[7/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
それに合わせて龍騎とセイバーも下がり、そのビルに向かって駆けていく。
遠くには、キュゥべえとの戦いを終えた二人が駆けてくるのが見えた。
------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------
見覚えのある、マンションの一室。
巴マミの部屋だ。
大きな窓からは夕日が差し込み、部屋をオレンジに包む。
その色は優しく彼女たちを照らし、穏やかな時間を届けていた。
「へえ、それ良いわね!」
「はい!!マミさんの魔法の名前を参考に―――――」
(これ・・・は・・・・?)
巴マミ宅における魔法少女会議。
要はお茶会なのだが、そこでほむらは頭を抱えていた。
最初はいきなりの場面で驚いたものの、今までも見たことがあるシーンなので納得した。
だが、この場面を見て気づいたことは―――――
(まどかが・・・・すでに魔法少女のカケラ―――――!?)
鹿目まどかが、すでに魔法少女として契約していることだ。
最初期の時間軸に近い状況。
そこでノリノリになって魔法少女の責務について話し合っていたのだが、いつしか「必殺技考案会議」になってしまっているようだ。
周囲に散乱しているのは、様々な言語辞書。
恐らくはそう言うものから言葉を選び出そうとしているのだろうが―――――
「こ、これは・・・・」
当時は思ってもみなかったが、今になってみると相当にイタい。
実際にその場面で叫ぶのはともかく、考えているとこを見るのはかなりイタいものだ。
よく当時の自分は意気揚々と参加していたものだと思う。
そんなほのぼのとした空気に、インターホンの電子音が鳴った。
開いてるわよー、と声をかけるマミ。
すると、同時に扉が開かれて二人がやってきた。
「こんちわー!!」
「うわっ!!お、お前引っ張んなよ!はーなーせー!!」
その二人を見て、ほむらは目を見開いて驚いた。
さやかと杏子だったのだ。
ギャーギャー騒ぎながらもここまで連れてこられた杏子に、そんな彼女を引っ張ってきたさやか。
どうやらさやかは杏子を探して遅くなったらしい。
そうして、五人のお茶会が始まる。
会話の内容はありきたりなもの。
この前の魔女は強かっただとか
五人そろえば大丈夫だとか
コンビネーションのおさらいだとか
新しい戦術、戦法の考案だとか
新しいお菓子の話だとか
最
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ