第五章 Over World
たから、みんなで
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なことですか・・・・」
笑いながらも、がっくりと頭を落すまどか。
それに白虎はえー?と言う顔をして意地悪そうに笑う。
「でも〜、そういうの重要だと思うよー?」
「そうです。まずは気持ちから・・・・あなたの・・・・魔法少女ノートのように・・・・ね」
「えぇ!?」
な、なんで知ってるんですか!?と驚くまどかだが、二人はそれぞれ笑って答えてくれない。
そんなこんなで、三人はさらにビルを登って行った。
ワルプルギスの夜は、もう目前まで迫ってきている。
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「ドッ―――――セイッ!!」
「チッ、蒔風の野郎まだかよ!!!」
バガァッッ!!!
一方。
ワルプルギスの夜の進行を遅らせているショウたちは疲弊していた。
と言っても、まだ余力は十分にあるし、怪我も軽傷だ。
最初から勝てないのはわかっている。
これに対して単純に力を集め、ブチかますことで倒せるのなら、すでに魔法少女がやっているはず。
身体を損傷させることは出来る。
進行を押しとどめることもできる。
だが、倒すことは出来ないのだ。
その無尽蔵ともいえる力は、こんな数人で打破できるものではない。
しかし、その体に風穴を開けて、捕らわれた彼女を救うことぐらいはできるだろう。
ショウはそのつもりだった。
ワルプルギスの夜の根源的な正体を聞き、翼刀もそのつもりで戦っていた。
せめて、唯子だけを抜き取れれば。
だが一手足りない。
今この場にいる全員では、少しばかり届かないのだ。
湧いてくる使い魔を相手にしている龍騎もセイバーも
ワルプルギスの夜に穴をあけようとしているショウも翼刀も
届かせるための、その最後の一手を待っていた。
「倒せないとわかっているから、まだ楽だけどな!!」
「無茶しない防戦でいいいわけですからね。ですがこれだけ長引くとっ!!」
ドラグセイバーやストライクエアで敵を吹き飛ばしながら、二人も愚痴る。
まだもっているとはいえ、このままでは圧倒的な敵の重量に押し負ける。
と
翼刀がビルの屋上に何かを見た。
ショウの肩を叩き、彼もそれを見る。
「は、やっとか」
「あの・・・でも寝てますよね?」
「ああ・・・・よく見ておけ、翼刀。あれがカケラを紡いだ先にできる、カケラ結びの光だ」
めったに見れないぞ。
ニヤリとそう言い、ショウが下がる。
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