第五章 Over World
たから、みんなで
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「共に未来を生きたい仲間が、そこに存在するはずでしょう?」」
言葉と同時に、二人が指を揃える
ある方向を指す。
すると、ほむらの目にそれが映った。
「これは・・・・」
何と大きなカケラなのだろうか。
それはまるで万華鏡に通したかのように様々な美しい光を発している。
そのカケラに、ほむらは手を伸ばして近づいていく。
そして――――――
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「ほむらちゃん!!!」
カンカン、とコンクリートの階段を、瓦礫の欠片が落ちていく。
そこを登り切り、膝に手を当てて息を整えようとするのはまどかだ。
その後から青龍が登って、白虎が昇ってきて、まどかの左右に立つ。
警戒しながら周囲を見渡し、瓦礫の上のソファを見つけた。
そこには梨花とほむらが肩を寄せ合って眠っており、それを包むように背後から羽入が身体を寄せていた。
『もうちょっとなのですよ』
「そう・・・ですか・・・・」
その羽入も眠っているように目を閉じてはいるが、青龍にそう話しかけて安心させる。
まどかもそのほむらを発見し、走って駆け寄ろうとする。
それを青龍が優しく止め、シー、と人差し指を唇に当ててニッコリと笑った。
「時が・・・・来たようです・・・・」
「カケラ結びが終わるのかな?」
「ほむらちゃんは・・・・なにを・・・・?」
青龍たちは、簡単に今の状況を語った。
今、ほむらは運命に挑んでいる。
その突破を、彼女に手伝ってもらっているところなのだ。
「ほむらちゃんが・・・・何度も・・・?」
「ええ」
「今はわかんないと思うけど、紡ぐの終わったらなんとなくわかると思うよ?」
そうして、青龍がコツコツとソファに近づいていく。
そしてそれを片手で持ち上げ、もう片手を添えて静かに抱えた。
「あれ?運んじゃうんですか!?」
「はい・・・・」
「まあねーちょっとここじゃねー」
「? ここじゃだめなんです?」
頭に疑問符を浮かべるまどか。
それに対して白虎は「にしし」、と笑い
青龍は目を瞑ってコクリを頷く
「目覚めた時は、感動的になるようにしましょう」
「ここじゃ雰囲気でないしね」
「あはは・・・そ、そん
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