第12話 悪の枢軸
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「そう言う事ではない」
「侯爵は私を妊娠させて下されば、良いのですから楽な仕事ですわよ」
「そうかも知れんが、陛下は義父上に当たるからな、道義的に気が引けるのだ」
「あら、そんな事は、些細なことですわよ。
男と女が2人きりで寝室ですることなんかそれほど有りませんわよ」
こうなれば、毒を食らわば皿までだ。
「しかし、ザビーネと夫人の兄との婚約については、夫人が皇子を生んだ後にして頂きたい」
「ええ。宜しいですわよ、私が皇子を生むのは決まっておりますから」
「侯爵、皇子が出来るまでは宜しくお願いしますわ」
帝国暦481年1月
新年早々に発表された、リッテンハイム侯爵が後ろ盾無かったグリューネワルト伯爵夫人の後見人に成ったと言う、仰天絶後の事態が発生した。そして門閥貴族No2が後見に立った以上は、
多くの貴族達が驚きを持ってその事態を受け入れざるを得なくなったのである。
その為国務尚書リヒテンラーデ侯爵が宮内尚書ノイケルン伯爵が計画していた、
新寵姫探しをリッテンハイム侯爵が邪魔をし始めたのである。
その為、リヒテンラーデ侯爵がブラウンシュヴァイク公爵を訪ねる事に成ったのであった。
それが、ラミディア・フォン・ファーレンハイトの人生に違う道を歩ませることに成ったのである。
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