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FAIRYTAIL 心を失くした少女
第1話 ハルジオンでの出会い
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「ふふん、こー見えてもあたし一応魔導士なんだぁ! まだギルドには入ってないんだけどね」

「ほぼぉ」

シロの言葉に勢いついたルーシィは更に話を広げる。

「あっギルドってのはね、魔導士たちの集まる組合で、魔導士たちに仕事や情報を仲介してくれる所なの!
魔導士ってギルドで働かないと一人前って言えないものなのよ」

「ふが……」

「……そうなの?」

「みたいだよ?」

「ふぅん……」


「でもねでもね!! ギルドってのは世界中にいっぱいあってやっぱ人気あるギルドはそれなりに入るのは厳しいらしいのね……
でね! あたしの入りたいトコはね! もう、すっごい魔導士がたくさん集まる所で、ああ……、どーしよ!! 入りたいけど厳しいんだろーなぁ……」

「いあ、そんなこともねぇぞ?」

「あぁ、ごめんねぇ魔導士の話をしてもわかんないわよね!」

ほぼノンストップで言葉を続けたルーシィにナツとハッピーはそのいきおいに圧倒され、少し呆れた様子でルーシィを見つめる。

「ほが……」

「よく喋るね」

「あむ……おかわり」

「て、シロはまだ食べるのね……」


食事を始めて数十分、未だに注文と食事の手を止めないシロに唖然とするルーシィ。

「はぁ……あ、そういえばあんたたちは何しにここに来たの?」

「あい、イグニールを探しに来たんだ」

「今回は確実だと思ったんだけどなぁ……

けど、あの男はイグニールじゃなかったな」

ナツの言葉にこくりと頷くハッピー。


「あい、火竜って姿じゃなかったもんね」


ナツとハッピーの会話にぱちくりと目を見開くルーシィ。

「見た目が火の竜って……人間としてどうなのよ、それ……」

引き気味にナツとハッピーの会話で疑問に感じた部分のコメントを何気なく、ルーシィは呟いた。
すると今度はナツが目をぱちくりと瞬かせ……


「ん? 何言ってんだ? イグニールは本物のドラゴンだぞ?」

と、言い放った。



「ほん、ものの……ドラ、ゴンって……て!

そんなのが街中にいるわけないでしょ!?」

ナツの言葉に仰天したルーシィはすかさずナイスなツッコミを入れる。

「「はっーーー!!!」」


「オイィ! 今気づいたって顔すんなぁ!」

ナツとハッピーの反応にはぁとため息をつくルーシィ。その隣ではやっと満足したのか、食事の手をようやく止めたシロ。

「あはは……じゃあ、あたしそろそろ行くけど……ゆっくり食べなよね」

ルーシィは席を立ち、シロたちにそう告げるとレストランを出るために歩き出す。

が、その言葉にナツとハッピーは過剰な反応を見せーーー


「ご馳走様でし
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