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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第1章 誕生!最強ライダー編
第24話『夢人』
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これまでの、仮面ライダーディロードは─
雅は、世界の宝を奪おうとする海東大樹=仮面ライダーディエンドを退け、強敵ケルベロスUを撃退した。
「仮面ライダー555(ファイズ)の世界。人は死ぬと、一定の条件下でオルフェノクと呼ばれる動植物の特性を持つ異形に進化する。オルフェノクは最初は生まれて間もない種族であった為細々と隠れるように生きていたが、スマートブレインという会社がオルフェノクを守る武器を作って以降はその動きを活性化させた。オルフェノクの特徴は、自分が殺した相手を一定の確率で同族にする力だ。そして、そのオルフェノクを守る武器というのが、この世界の仮面ライダー、ファイズ達だ。」
雅は世界の説明をしている。
「それで、なんでそんな説明をしたんですか?」
圭一は雅に質問する。
「さっきも説明したように、ライダーシステムはオルフェノクを守る武器であると同時に、オルフェノクを倒せる数少ない力だ。ただ、その力を使えるのは、オルフェノクか、オルフェノクに極めて力遺伝子でないといけない。勿論、ファイズに変身する乾巧さんもオルフェノクだ。だからこそ、敵の王、アークは巧さんを狙う。そして、今度は完全復活を狙っている。とにかく、僕はすぐ出る。みんなは危険だから待機していてくれ。」
雅はそう言い、出ていった。
マシンディローダーを走らせ、少しすること、スーツ姿の老齢の男性が雅を呼び止める。雅はその男性の顔を見て驚く。
「貴方は、花形さん!?」
呼び止めた男性の正体は、かつて孤児を集め、流星塾という私塾を開いていた男、花形であった。
「いかにも、その通りだ。」
「しかし、貴方は既に寿命で…」
そう、花形は既に寿命で、ゴートオルフェノクとしての命を終えているのである。
「ああ。その通りだ。しかし、木場君達の活躍で死に体となったアークは、かつてカイザギアとデルタギアでを利用した者達を自身の配下として蘇らせ、その中で一番強い者の肉体を利用して復活しようとしている。私は、強い精神力で支配に抗っていたが、それも限界に近い。そこで君に頼みがある。」
花形はそう言うとアタッシュケースを雅に渡す。そして、雅が開けると、そこには見たことの無いライダーギアが1台入っていた。
「これは…」
「それはシグムスギア。オルフェノクに成りえる可能性の無い、純粋な人間のみが扱えるギアだ。これで、真理達を助けてくれ。来るぞ!」
花形は説明し、短く告げると雅は振り返る。すると、仮面ライダーカイザ、デルタの姿をした奇怪なオルフェノクが一体ずつ現れる。
「こんな姿じゃ、啓太郎さんに会えない…」
「たとえどんな姿でも、僕が一番強いんだ!」
「なるほど、確かに、カイザとデルタの装着者だな。」
雅はそう言い、シグムスギアを装着し、シグムスフォンを開き、4、9、6のコードを
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