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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第100話:忠誠心と恋心
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女、俺を蔑む時だけ生き生きと発言する。
ウルフSIDE END
(グランバニア城・国王執務室)
アローSIDE
学校から帰ると城の兵士に『宰相閣下が呼んでたよ』と言われ、何か仕事の依頼があると思い、駆け足でアニキの仕事部屋へ行く。
以前と違い人も多く、部屋に入ると大勢の視線を受けるから少し嫌だ。
手早く要件を済ませようとアニキの机に目をやったが、当人がそこには居なかった。
だけどユニさんが『あっちよ』と応接室を指さし、アニキの居場所を教えてくれた。
オイラはユニさんに『ありがとう』と言って、応接室へ入る。
オイラが入ってくると、アニキはソファーから立ち上がり……
『お前に内密で仕事を依頼したい』
と言って、100
G
(
ゴールド
)
を手渡してきた。
ビックリだ……
100
G
(
ゴールド
)
も貰える仕事って何だろう?
大変な事には違いない。
取り合えず貰うだけ貰って仕事内容を聞こうとしたら、
『詳しくはリュカさんから指示がある。リュカさんの執務室へ行き、指示に従ってくれ』
と言われた。
更に、『俺から100
G
(
ゴールド
)
受け取った事は黙ってろ。リュカさんに『アローを使うなら依頼料は100
G
(
ゴールド
)
だ』と言っておいたから、黙ってればリュカさんからも金がもらえる』って言われた。
おいおい……
200
G
(
ゴールド
)
の仕事って何だよ!?
何か怖いけど、200
G
(
ゴールド
)
の魅力には勝てない。
これまた取り合えずリュカさんの部屋へ訪れる。
リュカさんの部屋へ来たみたが、リュカさんはリュカさんじゃなくなっていた。
え〜と……何て言うの?
そう、変装だ!
変なメガネと鼻の下に付け髭をして、何時ものリュカさんとは違う感じになっていた。
ビアンカさんも一緒に居て、やっぱり変装してオイラの事を待っていた。
何時も見慣れた二人だから、変装してても誰だか判る。一体何の意味があるのかな?
「おう、来たな。ウルフに言われたから、先に100
G
(
ゴールド
)
渡しとく」
「あ、ありがとうリュカさん……」
アニキに渡された100
G
(
ゴールド
)
と同じ様に、リュカさんからの100
G
(
ゴールド
)
もポケットに仕舞ってリュカさんからの指示を待つ。
「今から僕は“プーサン”でビアンカは“ルービス”だ。まぁお前は僕らの事を“父ちゃん”・“母ちゃん”と呼べば良い。ほれ呼んでみろ」
「え、急に何?」
何言ってんのこの人?
もう全然意味が解らないよ。
何で急にリュカさん達を父ちゃん・母ちゃんと呼ばなきゃならないの!?
「ほら、日が暮れる前に“モストゥーン村”へ行くわよ」
オイラが困っていると、オイラの入室前には準備が完了してたビアンカさんから、出発の催促がかかる。
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