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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第100話:忠誠心と恋心
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聞いてしまった。
勿論即答で居ないと睨みながら言われた。
怒らなくても良いのに……
「それにアンタが存在してるのなら、リュカさんの“ユニさん愛人化計画”なんて気にする必要なかったのに。そういうことに目敏い男だから、お二人の気持ちは遥か昔から理解してただろう。手なんか出す気は毛頭無かったろうね……その女、乳小せぇし」
「あ、ホントだ。昔とサイズが変化して無い!」
胸の事を言われ、すぐさま手を当てて確認するクロウ。
そして俺がこの国に来る以前に記憶してたサイズと違わぬ事に驚いてる。
「余計なお世話だ!」
服の上からとはいえ乳を揉んでる男には睨みを利かせないのに、小ささを話題に出した俺には凄く睨んでくる。ラブラブだからか?
「はいはい。乳揉まれてる序に、ユニさんには休暇を与えるから、今すぐ彼氏と一緒に帰りなよ。2.3日ベッドの中で腰振ってて良いからさ」
リュカさん以外に興味が無いと思ってた部下に、実は幼馴染が彼氏だったという事実を突きつけられた事と、リュカさんの判断待ちという不毛な時間を体験してた事で、俺は二人を不憫に思い、気を使って余暇を言い渡した。
「だ、駄目ですよ……仕事はサボれません!」
一瞬だけ嬉しそうな顔をしたけど、すぐに顔を戻して拒否してきた。
真面目だなぁユニさんは。
「そうですよ閣下。俺はもっと重要な要件があってここに参ったのですから」
初めから真面目な表情だったクロウは、継続させた表情のまま本日の出頭目的を臭わせる。
彼女の乳揉みに来るのだって、十分重要だと思うけどなぁ。
「何、重要な要件って? 彼女と3Pしたいから、俺に参加しろとか言う?」
「言いません。リュカ様以外には絶対彼女を渡しません」
俺の冗談にニコリと笑顔で返す彼氏の傍で、顔を真っ赤にして俯いちゃう可愛いユニさん。今更ながらに彼氏が居る事が残念に思えてきましたよ。
「んじゃ本題をそろそろ頼む」
「はい。先ずはリュカ様へのお目通りをお願いします」
「……勝手に会えば良いじゃん」
「そうはいきません。この件では、宰相閣下にも同席して頂きたいのですから」
「ふむ。つまり筋を通したのか? リュカさんに先に会って要件を伝えても、宰相の俺が絶対に呼び出されるから、先に位の低い者に接触をし、上位者へと橋渡しをさせた……と?」
「それもありますが、下っ端の俺が理由で宰相閣下が呼び出されるのは不愉快でしょ?」
「いや、不愉快じゃないよ。だって俺、平宰相って呼ばれてるんだもん。この国のナンバー2なのに、そんなに偉くないんだもん」
「そんな事仰ってるのは閣下だけですよ」
俺の卑下にも似た謙遜プリを見て、クロウは気を使ってくれる。
だけど「いえクロウ。そんな事ないわよ」とユニさんが活発に発言。
何かこの
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