第三幕その十二
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「カレーライスだからね」
「そうなるのね」
「というか今のアメリカではハヤシライスも食べられるんだね」
「そうみたいね」
だからオズの国でも食べられるのです。
「カレーもそうで」
「アメリカのお料理も増えたよ」
「モジャボロさん達が来られた時よりも」
「遥かにね」
「そのこともあるわね」
「僕達が最初に来た時なんか」
モジャボロはその時のことを思い出すのでした。
「こんなに色々なものを食べられなかったよ」
「うん、僕が見てもそうだね」
かかしは食べていませんが皆が食べている時の笑顔を見て楽しんでいます、このことは木樵とジャックも同じです。
「オズの国のお料理は増えたね」
「そうだよね」
「ハヤシライスもそうだし」
木樵も言います。
「他のお料理もね」
「中華料理とか和食とかね」
ジャックは料理のジャンルからお話しました。
「色々食べられる様になったね」
「アメリカは移民の国ですからね」
そのアメリカ人のジョージの言葉です。
「このことが強く出ていますね」
「アメリカでもお寿司が食べられるから」
日本人の恵梨香が言うことはといいますと。
「オズの国でもですね」
「カレーとかハヤシライスも」
カルロスは今食べているものからお話しました。
「日本のお料理だからね」
「欧州にはないから」
ナターシャも言います。
「日本に入ってそうなってアメリカにも渡ったのよ」
「それで僕達もこうして食べてるんだね」
神宝はハヤシライスをおかわりしました。
「それも美味しく」
「アメリカは本当に色々なものが食べられる国で」
神宝は考えるお顔になっています。
「オズの国もそうなんですね」
「そうなるわ、色々な人達もいるしね」
「アメリカがそうである様に」
「ええ、アフリカ系の人もアジア系の人もいるわね」
「国民の人達に」
「ヒスパニックの人達もね」
本当に色々な人達がいます。
「沢山いるでしょ」
「そうした国なんですね」
「どんどん変わっていってるの」
アメリカがそうなると共にです。
「オズの国もね」
「僕達もその変化の中にいるんですね」
「そうよ」
まさにというのです。
「この国もね」
「変わらないってことはないんですね」
「全く変わらないものなんてこの世いはないわ」
ジュリアは言い切りました。
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